サプライズは「Baby!Baby!Baby!」PVフル視聴

アンコールを経て、私の胸は「会いたかった」をしてくれるんじゃないかという期待で膨らみ続けていった。だが最後の曲「なんて素敵な世界に生まれたのだろう」でのパジャマ衣装から着替えそうな素振りがない。この衣装で「会いたかった」はないだろうなぁと少しがっかりしていたのだが、代わりに新曲「Baby!Baby!Baby!」のPVをフルで見られる、というサプライズがあった。メンバーたちもこのPVをまだ見たことがなく、ステージで一緒に見るということになった。新曲のPVをフルで見られるということももちろんそうだったが、私は、メンバーと"初めて"を共有できたことがとても嬉しくて、こっちのサプライズの方に心を躍らされた。少しずつそのベールを脱ぎ出し、メンバーも脱ぎ出し、昨日あたり新曲の衣装は水着らしいと話題になっていた新曲のPVは、あっちゃんソロによる意味深なシーンから始まる。ミラ・ジョボビッチ主演の「バイオハザード」という映画の冒頭でミラさんがベッドルームで真紅のドレスを発見するシーンがあるのだが、あっちゃんのそのシーンをみて、私はそれを思い出した。どこか大きな屋敷の中にある、光が届かない廊下。しんとした空気とセピア色の匂いに満たされたその部屋で、あっちゃんはゆっくりと身にまとったドレス(というよりは下着に近い)の紐を解く。ドレスはあっちゃんの肌を滑り落ち、床へ。細い、足首。足元に絡むドレス。曝け出された素肌を静寂が包む。ベッドに沈み込んだあっちゃんが何かを訴えかけるように潤んだ瞳で唇を開く。「Baby……Baby……Baby」掠れた声と、誘うように横を向くそのラインがその劣情を煽る。場面は一瞬で切り替わる。さっきまでとは一転、カラフルな衣装に身を包んだ総勢20名のメンバーが水着なり古めかしいファッションに身を包む。曲のイメージとしては衣装の感じも曲調もBINGO!が最も近いと思う。夏を強烈に意識した、夏を強烈に意識させるような太陽の光を反射するようなナンバー。一緒に見に行ってくれたヲタモダチが言っていたのは、とにかくカメラ割がいいということで、これは私も完全に同意だ。(AKB)っぽさでいうと、そうじゃないけど、普通にいい曲だとも言っていて、これにも同意。明るく爽やかな曲で、かなり布地が少ない水着でいるのはずなのに、そのカラフルさからなのか、明け透けなイヤラシさは全くなく、はしゃぎまくってる彼女たちにマジ混ざりたい!と下心ではなく思ってしまうような、見ていてニコニコしてしまうようなPVになっている。もちろんAKBらしさみたいなのは残っていて、曲にあわせてメンバーが足を組みかえるさまを横一列でカメラが追っていくという演出があるのだが、これはハロでは考えられないと思う。スピード感とポップさとをその演出がうまい具合に高めていて、本当におもしろい。大堀恵さん(事務所移籍おめでとうございます)が完全水着要因だったことも素晴らしさに華をそえている。いやぁ、めーたんマジ頑張ってるよね!大島優子さんに愛を捧げる身としては、ゆうちゃんは今回そんなに推されてないのが少しだけ気になるが、プールで騎馬戦みたいなことやってた時にゆうちゃんが上に乗ってて、楽しそうだったから不問に帰します。騎馬戦といえば、我らが石川梨華さんですけど、彼女みたいなことになってればいいのになぁと思いました。まぁでもあそこまで酷くはないと思うけど(褒め言葉です)、ゆうちゃんも勝つためには他人がどうなろうが知ったこっちゃないし(TAKADAにケーキを出させることを許さなかった@AKB48minute、だめ!感覚なくなっていい!発言@AKB48 0じ59ふん)、手段も方法も選ばない非情な女だと思うので、まじメイキングに期待!メイキングは選抜20人にそれぞれカメラマンがついてそれを見られるようになるらしい、という、それこそどこまでハロプロスポフェスなんだよみたいなことになっていたが、いいところはどんどんお互いに真似しあえばいいわけだし、だって、私はあっちゃんもゆうちゃんも、めーたんも、秋元才加さんこと、オカロも(オカロのグロイ腹筋が見たいの!)、まじ超絶可愛かった佐江も、まゆゆも、みんなみんな見たいの!だってDDなんだもの!!!!!とにかく明るい気分になれる曲でPVなので、ダウンロードだけとかそんなこと言ってないで、どうにか一般のルートで発売してほしいなぁと思います。DVDで出してほしいんだよ。これは出さないのは本当にもったいないと思います。損とか得とか色々あるんでしょうけど、もったいないってそれとは別で、だからこそこの気持ちを満たしてほしいなぁと思います。ところで途中と最後にまたあっちゃんのシーンが入るんですけど、途中あっちゃんがベッドに座ってなにか瑞々しい果物を食べていて、その雫が腕に垂れ、それを唇で掬っていた。なんてエロいんだ!!!!!と私は叫び、この声がステージでPV見ているあっちゃんに届いていればいいのになと思った。あっちゃんのシーンは曲のイメージと違いすぎるし、ていうか、完全にBabyっていう言葉の響きだけでそれ作っちゃったでしょ、という、正直なくてもいいんじゃねぇかと思うが(個人的には死にそうなくらい萌えたので是非別Ver.として作っていただきたい)、いや、まぁそれにしてもいいものを見させてもらった。

あっちゃんとポーカーフェイスと月9とオダユウジの漢字の曖昧さ

話は少しかわるが、以前にあっちゃんは自分のことをポーカーフェイスだと言っていたが、なるほどと思った。先ほどのPV視聴中、かなりエロさと直結するようなシーンがあり会場のヲタが、ひゅー!ひゅー!とあっちゃんを囃し立てていたのだが、あっちゃんは始めこそ少し恥ずかしがったが、何度か言われてからは顔を赤くすることも、必要以上に恥ずかしがることもなく、飄々としていた。この子は大物になるなと本当に感じた瞬間だった。ゆうちゃんだったらきっと顔が真っ赤になっていたに違いない(それでも彼女もやりきるだろうけど)。だから私は強く思った、あっちゃんを恥ずかしがらせたい、と。どんな言葉責めならば彼女を羞恥の海で溺れさせられるのだろう、とずっと考えているのだが、ひとつの欠片もまだ見つからない。恐るべし、前田敦子。そんな彼女は次クールで始まるドラマに出演が決定したらしい。織田裕二主演の学園ドラマだそうで、なんと、「月9」だ。これであっちゃんは確実に今までとは違う前田敦子になるだろう。まだ見ぬその未来を考えたとき、寂しさの方がその楽しみや喜びに増して私を支配しようとする。だからこれについては今はまだ考えず、シアターにいけば会えるあっちゃんのことを思うことにする。