いくつかサルベージできたので

諦めていた、はてなグループでの日記がいくつかサルベージできました。
そうできなかった記事ももちろんありますが。
亀井さんにティンコがつく話とクリスマスのお話は特にお気に入りだったので悲しいです。
嘆いたって仕方がありません。もしもログをお持ちの方がいらしたらご一報ください。
お礼にいまだ家に眠るHKT48 1stシングル『スキ!スキ!スキップ!』の劇場盤を進呈します。
嘘です。なにか考えます。


長いので読む場合はリンクからどうぞ。

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■ 10年後の亀井さんへ
■ ミセスDDのヴァイオリン
■ 兼ヲタ、イラネ~日曜日は上野ハロショで~
■ 兼ヲタ、イラネ~女囚~
■ あなたがいる、もう半分の未来

 

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■ 10年後の亀井さんへ  2008-02-27

10年後の亀井さんと読む日記を書き始めて一年がたちました。

だから今年は9年後になるんだろうけど、そうしなかったのは、少しだけ亀井さんに距離を感じているからなのかもしれないよ。違うんだ、別に推し変とかそういうことじゃない。推し変ってなぁにって、ううん、ごめん、なんでもない。ただ言えるのは、亀井さん以外の人を最期まで守り通そうって思えるようにはならないってことだよ。

夕べ「モーニング娘。 コンサートツアー 2007 秋 ~ボン キュッ!ボン キュッ!BOMB~」を見たよ。亀井さんが輝いてたね。すごく推されてたね。美貴ちゃんのパート歌い継いでたね。かっこいい顔できるようになったんだね。でもどうしようもなかったね。「セーイッ!」が果てしなくアホっぽくて大好きだよ。

どうしようもないとかポケポケプーとか言われたい放題でも、その人が自分を構ってくれるならって喉を鳴らして喜ぶ、大きな愛と寂しい心を持ち合わせてる亀井さんに相変わらず胸がきゅんきゅんするよ。亀井さん愛してる。亀井さんのことすごく好きだよ。9年後に亀井さんと私はひとつの形をふたりで作ってると思うんだけど、でももしかしたら10年後かもしれない。ひょっとすると20年後かも。そんな風にふたりの距離は永遠に縮まらないのかもしれないなんてちょっとだけ気弱なことを思ったの。それはやっぱり夕べ見た亀井さんがキレイで大人で、なんだか置いてけぼりにされたみたいだったから。20年後の亀井さんは間違いなく美しいし、ディスコにも海にも連れてくしファミリーフレッシュを使うと手を繋ぎたくなる現象にも見舞われてみたいし、つまりどこまでも一緒に歩いていきたいよ。4月になったら小さな目標をふたりで立てよう。毎月でも毎週でもいいよ。小さな目標をふたりで立てて、それからお互いに手紙を書こう。真っ白い便箋に私はいつも決まって書くよ。愛してるって。

 


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■ ミセスDDのヴァイオリン  2008-03-03

どこかでヴァイオリンが震えている。

春の気配を含んだ日差しが降り注ぐ昼下がりの公園に彼女はいた。

パニエでゆったりと膨らませたスカートには立体的なフリルがこれでもかとあしらわれその存在を主張している。斬新だけれど、でもクラシカルさは失わないその上品なフォルム。ロッキンホースブーツがカチリと鳴る。石畳の上を優雅に歩く彼女のその姿に人々は息を呑み視線を奪われた。

ひゅうっと風が立ち止まった人々の間を縫い、時がようやく動き始める。彼女の周りに人が集まる。彼女に憧れ慕う取り巻きたちだ。ドタドタと下品に走り寄るのは下っ端の娘たち。その娘たちの息が整わないうちにやってくるのが取り巻き3年目あたりの中堅どころ。下っ端の娘たちの息が整い、ドレス姿の彼女-ミセスDD-に御目文字させてやってから優雅に登場するのが一番年季の入った、位の高い取り巻きたちだ。

彼女たちは興奮気味にミセスDDに話しかける。


「ミセスDD!今日も素敵です!」

「ふふ、ありがとう」


「ミセスDD、今日はどの方を推されるんですか」

「うん?うーん、まだ、秘密よ」


「ミセスDD、最近は武藤さんにご執心だってお聞きしましたけれど」

「ふふ、そうね、あなたにも今にきっとわかるわ、武藤さんの魅力がね」

 

ミセスDDはその名のごとく、DD(誰でも大好きの意)であった。

そうしてミセスDDはその魅力とカリスマ性で女ヲタ界隈を組織する、最強かつ最恐との呼び声高い女ヲタだったのだ。彼女に言葉をかけてもらいたい一心で取り巻きたちは熱心にミセスDDに声をかけた。


「ミセスDD、今夜は抱いてくれないの」

「レ、レイカさまハァーン!」

「さすがはミセスDD、出典を瞬時に理解して萌えるだなんて!」

「このヲタ反射神経こそがミセスDDのミセスDDたる所以!」

「それにしてもあの昇天しきった顔……素敵だわ!!!」


人々はみなミセスDDを称えた。

DDという、共感を多方面に振りまくことへの反感、という、諸刃の剣を掲げながらこのような絶大な信望を得るにいたったのは、ミセスDDの絶対に否定しない、というポリシーが功を奏していたことは明らかだった。それもこれもミセスDDの巧妙な計算の上になされていたのだが、それを計算と見破れるものはおらず、よって彼女の地位は当分は安泰であると思われた。

ミセスDDが片手をひょいとかざすと、後方で静かに控えていたショートカットヘアの女性が、さっとその手にチケットを乗せた。C列。

ミセスDDがおやと眉を上げる。


「ミセスDD、すいません、A列は用意できませんでした」

「まったくしょうのない子ね」


そろりと髪を撫でられたショートカットヘアの女性が瞳を上げる。


「ミセスDD……」

「C列、ね。そうね、コンサ終わりで飲んでヲタカラしてで0時すぎには家にいると思うわ」


「でも、私はまだ。その、先輩たちもいるし、」

「あなたが気に入ったの。大丈夫よ誰にも文句は言わせないわ」


ミセスDDは妖艶な微笑を回りに投げかけた。

取り巻きたちはそうされればもう何もいえない。それを知っていてミセスDDは楽しんでいるのだった。ミセスDDはいまだまごついているショートカットヘアの女性の指を強く引いて、自分との距離を詰めた。唇が触れ合う、と反射的に瞳を閉じたショートカットヘアの女性であったが、思い描いた柔らかな感触は訪れなかった。目を開いた先にはミセスDD。


「ね、あなたが気に入ったの。きてくれるでしょう?」

「……はい、ミセスDD」


「そうと決まれば、まずはコンサを楽しんでくるわね……うぉおおおおやったろうぜ!やったろうぜ!ウリャヲイ!ウリャヲイ!このリズムでまのえりヒィヒィ言わせてぇ!!!!」


C列はセックスのフラグ。

ミセスDDは高ぶったテンションのままに声高らかに叫びながら会場へと向かう。

取り巻きたちがミセスDDの通る道の両脇に立ち見送る。さながら十戒のその中をミセスDDはTシャツに着替えながら歩いていった。計10色があしらわれたTシャツはミセスDDがDDであるゆえの最高の計らいであり、まのえり卒業へのはなむけでもあった。彼女のそのTシャツと前面に大きく書かれた、「まのえりはこれからもずっと音楽ガッタスの一員」という言葉にまのえりはきっと号泣するだろう。ミセスDDは涎を滴らせながら、そうして、会場に消えた。

 


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■ 日曜日は上野ハロショで  2009-06-22

魚臭いエレベーターを抜けるとそこにはたくさんの可愛い神様たちの写真がそこかしこに張り出してある。その桃源郷に群がる男女はみな虚ろな顔をして、自分が崇める神様の写真の番号を紙に書きなぐり、ときには神様に懺悔を告白するようにぶつぶつと愛を呟く。ずっと変わらない光景がそこにはずっとあって、私はその光景の懐かしさと、老いていくヲタ戦士たちの白髪交じりの頭をじっと見守った。

とある写真を見つけた。すっかり女性になった熊井神の写真だった。

「あ、これ野呂さんに似てますよ」

「えーそうですか? うーん、そうかなあ……」

「似てますって、ホラ、"会いたかった"くらいのころの」

会いたかった、と呟いた瞬間、店中のヲタが私たちを取り囲んだ。私はしまった!と思うがそれはもう後の祭りだった。抵抗するまもなく取り押さえられる、私とヲタモダチ。虚ろな目をしていた彼らの瞳は憎しみに満ち満ちており、少し抵抗をする私の肩を力任せに抑えつけた。忘れていた。AKBヲタは見つけ次第処刑。それがこの神を崇めるものたちの中の絶対の戒律だった。私は恐ろしさで震え上がる。このままでは処刑されてしまう。今にも殴りかからんばかりの彼らの間を縫って出てきたのは初老の男性だった。どうもこの店でお布施を取り扱っている人らしい。彼はいきり立つヲタ戦士たちに目配せして私たちを解放すると、静かに告げた。

「君たちにいくつか聴かなければならないことがある。正直に答えたほうが君たちのためだ。そして、君たちには今、ある疑いが掛けられている。なにかわかるかね」

「……いえ」

震える唇をなんとか落ち着かせようとする。足も手もガクガクだ。

「ふむ。君たちには今AKBヲタの疑いが掛けられている。AKBヲタがどうなるかは……」

視線を巡らせる初老の男性に答えるかのように、ヲタ戦士たちが口々に叫ぶ。

「AKBヲタは処刑!AKBヲタは処刑!」

取り囲んだヲタ戦士たちが雄たけびを上げる。それに初老の男性は満足げに笑った。

「ということだ。だが私は信じているよ。君たちはAKBヲタじゃないとね。……ふむ。ではいくつか質問をしよう」

じっとりと手が汗を掻く。私の手のひらを握りこむヲタ戦士にも絶対にバレているだろう。焦れば焦るほどに脂汗が噴出した。だがここは何とか凌がなければ。私はまだ処刑されるわけにはいかない。

「君たちはAKBヲタかね?」

「いいえ」

「君たちの推しメンを教えてくれ」

「私の推しメンは亀井さんです。でもDDですが」

周囲がざわっとする。その空気を代弁するように初老の男が声を出した。

「DDなのに推しメンがいる……推しメンがいるのにDDと……。まあそれは今回のことには関係ないからよいだろう。そこの彼の推しメンは」

「ボクは……DDです」

「ふむ。DDは兼ヲタになりやすいと聞くが……」

兼ヲタ、と口にしたときの初老の男性の口にするのも汚らわしいというような顔とその発言にまた周囲がざわついた。私の腕を押さえつけるヲタ戦士の腕に力が加わったのがわかった。


「ふむ。ではこのまま君たちにやってもらいたいことがある」

パチンと指を鳴らすと後ろに控えていたヲタ戦士がA4サイズの封筒から写真を取り出して床に置いた。写真は秋元康だった。これが。私は思う。これが噂の踏み絵か。ここでヘマをしたら私たちは処刑されてしまう。うまくやるしかない。たとえAKBを足蹴にすることになっても。

「まあ、見ればわかると思うが。この写真を踏んでもらえるかね」

「はい」

私たち二人は素直に応じる。悪いが秋元Pには何の思い入れもない。私が愛でているのは可愛いAKBのメンバーたちなのだ。

思いのほかあっさりと秋元Pの写真を踏んだ私たちに初老の男性は驚かなかったようだ。予想通り、そういってるような顔がやたら憎たらしい。そして踏み絵はこれで終わらない。ヲタ戦士が封筒から写真を取り出して床に置く。今度は、野呂佳代さんの写真だった。くっ。野呂さんならもしかしたら許してくれるかもしれない。私は一瞬の間にそう思う。すべてを受け入れてくれる野呂さんならばきっと。私はここで捕まるわけにはいかない。もっともっとアイドルを見たい。もっともっとアイドルを応援していたい。そしてアイドルたちにとっても私の応援は必要なものなのだ。横をちらりと見るとヲタモダチも大体同じようなことを考えているようだった。真一文字に結ばれた唇と少しだけ顰められた眉。きっと私も同じような顔をしてるに違いない。

「では、どうぞ」

背中を押されるように掛けられた声。かかとに重力が集中しているようで中々足が上がらない。だが。しかし。踏むしかないのだ!

「やっぱり君たちはAKBヲタなのかな」

ニヤニヤと初老の男性が私たち二人を見遣る。周囲のヲタ戦士たちは声には出さないものの、周囲に立ち込めた熱が彼らの怒りや憎しみをあらわしていた。

「ふ、踏めますよ」

噛みながらも足をあげる。そして、野呂さんのご尊顔目掛けて足を……下ろせなかった。

床にひれ伏す私に、ふはは、と初老の男性は笑い、連れて行け!と私たちの腕を掴んでいたヲタ戦士に向かってアゴをしゃくった。集っていたヲタ戦士たちが二つに分かれて、その間を私とヲタモダチは進んでいく。通り過ぎるヲタ戦士たちはみな今にも私たちに殴りかかりそうだった。歯をかみ締め、握った拳が震えているものもいる。処刑!と誰かが叫んだ。それを皮切りに、処刑!処刑!とヲタ戦士たちは大声をはりあげ、はやし立てた。終業のベルが鳴り、目隠しされ連れ去られる私たち。私たちの命はもはや、カウントダウン。3・2・1。ハッピーハッピーバースデイ、思い出すのは私の愛する彼女たちの歌声だった。何だか涙が出てきた。本当を話せないし。奇しくも私の誕生日の次の日のことだった。

 


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■ 女囚 2009-06-24

どこまで続いているのか先が闇に閉ざされて分からないほどに長い廊下を私と男は歩いていた。廊下には私たち二人の靴音とジャラリと音を立てる手錠の音が響く。15個目のドアに差し掛かったとき、男がおもむろに立ち止まった。ガチャリ。ギギーッ。重たい扉が開かれ、鉄格子の窓から射す光が少しだけ眩しい。その中に浮かぶ一つの影。どうやら先客がいたようだ。男は黙って私の手錠を外すと乱暴に部屋の中へと私を突き飛ばした。それから踵を返し部屋の外に出た。ギーッ、ガーン。鉄製の分厚い扉の閉まる音が私を絶望の淵に叩き落す。もうここから出る術はないのだと、本能で理解させる音だった。

「アンタ、推しメンは?」

突然声がした。先客のものだ。シルエットで分かってたつもりだったが、女ヲタだった。

「……仲谷」

私たちがこれまで生きてきた世界では、互いの名よりも大事なことがある。それが推しメンの名。ハロショで捕まった私はもう誰に憚ることなく愛しい人の名前を告げた。仲谷、と呼べることの幸せを感じる。絶望の淵にあってもこんなにも幸せにしてくれる、まさにこの世の天使。私は仲谷を思ってそっと目を閉じる。ふうん、と一つ唸った女は続けざまに、ハロヲタ流れってわけね、と呟いた。

「そっちは?」

「あたし? あたしは……うーん、雅、かな」

「じゃ、そっちはAKB流れってこと?」

AKB流れなんて存在しているのかと半信半疑で尋ねると、一つ鼻を鳴らしてから、

「私はmix厨なんだよ。打てるなら、何処でも行く」

ふいと視線を窓の外にやった。

つられて私も視線をやると、鉄格子に分断された空は高く、とても青かった。

 


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■ あなたがいる、もう半分の未来 2011-03-27

陽を透かした白いレースのカーテンが床に美しい模様を彩る。少しだけ開けた窓から吹き込んでくる風は春の陽気をまとって気持ちよい。ソファに凭れながら、このまま微睡んでしまおうか、と考えていたとき、車が止まったのが見えた。エンジン音が止み、ドアが閉まる音がする。もうしばらくで賑やかになるだろう玄関を思うと、途端に眠気がどこかに行ってしまった。

ガチャリと扉が開く音がしたかと思うと、楽しそうにはしゃぐおチビちゃんたちの声と、靴ちゃんと揃えて脱いでーとお小言ママの声が聞こえてきた。苦笑いしながらパタパタと廊下を歩く。今日は少し大きなスーパーまで行くといっていたから、荷物は多いだろう。もしかしたら車にもまだ積んであるかもしれない。

私の顔を見るなり、おチビちゃんたちが、ただいまーと破顔する。おかえり、と返しながら脱ぎ散らかしていた靴を揃えてやる。それを見た亀井さんが、もう、と頬を膨らませる。そうやって甘やかしちゃダメなんですよーだ、と怒るから、私はゴメンと謝る。パタパタと廊下を走るおチビちゃんたちに、手洗いとうがいをするように言いつけると、はーい、と返ってきた。今日も変わらずに元気で、まことによろしい。同じ事を思ったのか、亀井さんも笑っていて、優しい顔をしていた。すっかり母親の顔になった彼女にまた今日も私は惚れ直す。

玄関に置かれた荷物は大きな袋で2つだけだったので、これだけかと訊くと、今日は本当にこれだけらしい。季節限定味や新作の味が出たりするとアホみたいに買い込む人だから不思議に思ったけれど、前にアホみたいに買った商品があまりおいしくなくて食べきるのに苦労したことを覚えていたようで、それで今回は買う量を減らしたのだとか。亀井さんも人間として日々成長中のようで。そう呟いたら結構な力で腕をはたかれたので、それは失敗だった。私も成長しなければ。

買い物袋を抱えてダイニングに行くと、ソファで飛び跳ねていたおチビちゃんたちが飛んできて、早速腰にまとわり付いてくる。はは、人気者はつらい、よし、これ冷蔵庫に入れたら遊んでやるぞーなんて思ってたのに、今日買った新作ジュースが気になってるらしく、それをくれとせがんで来る。ズッコケてると亀井さんがコップを取り出して、ジュースを半分だけ注ぎ、それをおチビちゃんに渡す。これだけー?これだけ。えー。えーじゃない。いつもの会話。ママは強いのでこういうとき我侭が通らないことを知っているおチビちゃんたちは、不満そうにコップに口をつけ、でも一口飲むと笑顔になって、おいしいを連発した。これはヒットみたいだ。あとで商品名を覚えておこう。

お休みなんだから、という亀井さんの気遣い(でも本当は私が一緒だとおチビちゃんたちに強請られるままに買っちゃうからだと思う)から買い物には同行しなかったのだけれど、お昼ご飯くらいはと台所に立つ。それにもまた、折角お休みなんだから休んでていいのに、と亀井さん。主婦には休みなんかないのだから、私が休みのときは、亀井さんにも主婦をちょっとお休みして欲しいんだよ、と言うと、でへへへーとだらしなく笑う。しあわせすぎて今すぐにでも抱きしめたい気持ちにかられるけれども、我慢我慢。

お昼はパスタにした。たらこがなかったのでトマトパスタになってしまったのだけれど、亀井さんもおチビちゃんたちも美味しいと全部平らげてくれた。昔もよく作ってくれたね、なんて亀井さんが言ったもんだから、どこで覚えてきたのか、ヒューヒューなんて囃されて恥ずかしかったけれど。

食休みの後はおチビちゃんたちと公園で遊ぶ。今日は天気がいいし風もそんなに強くないから遊ぶには絶好の日和だ。私としては早くキャッチボールを教えたいのだけれど、亀井さんがまだ危ないといってきかない。こういうとこは過保護なんだよね、本当。砂場でトンネルを作ったり、滑り台をしたり、ブランコをしたり。亀井さんに似たおチビちゃんたちは本当に可愛くて、亀井さんのしつけも行き届いていて、どこに出しても恥ずかしくない。私の自慢だった。お昼寝の時間が近付いてきたので、まだ遊びたいとせがむおチビちゃんたちの手を引いて家に帰る。

出迎えにこないので、もしかして、とは思ったけれど、亀井さんは一足先に夢の中だった。しーっと指を口にあてる仕草で音を立てないように、亀井さんの横に転がるおチビちゃんたちが愛らしくて、亀井さんごと抱きしめようとしたら、おチビちゃん2号に、しーって怒られた。うん、ごめんなさい。

気が付けば私も寝ていたようで、きゃっきゃっとはしゃぐ声で起こされた。起こしてきてー、と亀井さんの声がして、トタトタとおチビちゃんたちが近付いて来る音がする。目を瞑ってたぬき寝入り。結構荒っぽい起こし方をいつもされる仕返しをしてやろう。ぬふふ。いきなりどすんとお腹の上に座られて、ぐえっと声が漏れそうになる。よく耐えたと我ながら思う。そのまま鼻をこちょこちょされたので、ぐわっと目を見開いて、くすぐりあいっこスタート。2対1で人数は不利だけれど、そこは子供と大人の差。散々くすぐってやっていたら、亀井さんがなーにやってんのーってガキさんみたいな言い方でやってきて、おやつ食べちゃうよーと呆れたように笑った。

おチビちゃんたちは、わーっとダッシュを決めて、私がテーブルにつくころにはもう手洗いを済ませてお行儀よく座っていた。私も手を洗って、みんなで一緒にいただきますをする。おいしいを連発する3人を見ながら、幸せを噛み締めた。本当に、幸せだと思った。あんまりにも美味しいというので、私の分もあげようとしたら、亀井さんがそれを見咎める。あー、こわい。でも本当いい母親だと思う。おチビちゃんたちの将来が楽しみだ。

おやつを食べたら晩御飯までお絵かきでもしようかな。それともパズルで遊ぼうかな。お風呂は今日は亀井さんは一緒に入ってくれるかな。おチビちゃんたちはいつまで一緒にお風呂に入ってくれるのだろう。川の字で寝られるのもいつまでだろう。

いつまでだって、おやすみを言いたい。おはようを言いたい。いただきますを言いたいし、ごちそうさまも。美味しいねの笑顔に会いたい。

いつまで。いつまでも。

これから。これからもずっと。きっと。

 

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亀井絵里さん、ご卒業おめでとうございます。

輝いた未来の中で、あなたの笑顔が身近な人たちをたくさん幸せにしますように。

どうか、しあわせで。

 

 

 

 

 

 

はてなダイアリーは終了しました!

終了することは知っていた。知ってはいたが、記事は移行される?らしいし、まあいいかと放置していた結果。ダイアリーは無事に移行されていた。

『アイドル破産!!』これは私がAKB48に出会ってから書き始めた、新しいものに出会ったときのヲタクの熱量をありのまま見られるダイアリー(いまはブログ)で、これが残っていたのは非常に嬉しい。嬉しいのだが、かわりに…グループで書いてた記事がどこからどうとんでも見られない!!!!!!あっちはハロヲタとしての私の熱量を伝えるダイアリーだったというのに!私が何十時間いやもしかしたら何百時間も費やして書いてきた記事がすべて消えた…これがインターネットの非常さか……。

ブックマークを整理していて、あ、ここ好きだったとこだ!と久しぶりにとんでみたら、サービス自体が終了していた。そんな経験はインターネット老人会なら二桁回数は経験されているんじゃないかと思う。一時代を築いたジオシティーズ、忍者カウンター、いつまであるんだよ(笑)と嘲っていた魔法のiらんどまで消し去られる非情な世の中。嗚呼はてなグループ記事よ。私が紡いだあの美しい文章はいま次元のはざまを彷徨い続けているのか。

亀井さんの卒業によせた記事は私の想いをすべて込めたのに、もう読めないんだろうか!私が書いたのに!!!!

悲しくて涙が出ちゃう…だってトーニャハーディングさんにはてなスターもらってたんだもん!

 

苦しくったって、悲しくったって。テキストに落とし込むネタにできていた『あの頃。』

でも嘆いたって仕方がないので、再びそんな時を取り戻すために、たぶん続かないとは思いますがたまに文章を書いていきたいなーって思います。

とりあえず何から書けばいいのかわかんないんですけど、最近は逆にAKB48回帰現象に見舞われているのでその話とか書けたらいいな。

昨日から20回くらい聴いてるんですけど『Teacher Teacher』の下世話さ、これぞ秋元康!って感じで最高です。小栗有以ちゃん(まず未登録の子たちの名前を単語登録するところからスタートしなくては。正しく辞書が機能してるかどうか確認するためのサイード横田絵玲奈ちゃんまでは大丈夫)をセンターにしてこの曲っていうのもほんとに下世話でE感じ(脳裏によぎる梅本まどかのイった笑顔)。ああ、いい。どんどん出てくる昔話!しかし私は今を知りたい!いまのAKB48を追いかけてみたい!

それもこれも『ゆうなぁもぎおんチャンネル』をたまたま見たおかげなのであった。ありがとう!ゆうちゃん!なぁちゃん!茂木さん!おんちゃん!

AKB48映像倉庫にも入会したよ!AKBINGO!のバックナンバーがぜんぜんなくてそれはめちゃくちゃ不満だよ!

というわけで今日も『ゆうなぁ』というワードでインターネットの海に漕ぎ出そうと思います!

MV部門

3位 バッチ来い青春!/こぶしファクトリー 0.5点


こぶしのMVっていつも"めちゃくちゃよく考えたわけじゃなんですけど、でもこぶしがやったら絶対面白くなると思いますんで!"っていう、こぶしへの信頼が土台になってると思うんですよ。魅力を出しきってくれると思われてるというか、こぶしのことをよく知って愛してくれてるスタッフさんがいるんだなぁとMVを見るたびに思います。それに応えるこぶしもまた素晴らしいですよね。球場を借り切ってしまいお金がなくなったのか、苦肉の策として他のシングル曲、ツアーの衣装まで借り出してきてるのもすごく斬新でした。まじかよwってなったもんね。すごーくシンプルな構成のMVだけど、何回見ても楽しいし発見があるし、なにより可愛くて元気になる。アイドルのMVとしてそれ以上望むものなどあろうか?って感じです。まああれだよ、とにもかくにも日光の下のアイドルは最強。廃墟や倉庫や衝立やカーテンの前もいいけど、どのグループも一年に一本はこういう外で撮影したMVを作ってほしいな。
ぜひ見て欲しい場面は2:21〜あたりの「浮き沈みは世の常〜」で身を乗り出してカメラに映ってくる野村みな美ちゃん。最後列で一番小さく顔もほとんど見えないのに、めっちゃTHE・野村みな美

2位 セクシーキャットの演説/モーニング娘。'16 2.5点


曲の理解を助ける系のMVで、すごくわかりやすく作られてるんだけど、説明しすぎてない感じが好みでした。ダンスシーンの光の使い方も好みだったし、小道具もなかなかおしゃれなのが揃っていて、なんじゃこの気合の入り具合は…と。このMVを初めて見たとき、マイケル・ジャクソンの「smooth criminal」みたいだなって思ったんですよね。最近なんかやたらとマイケル・ジャクソンを意識して〜みたいなのを聞くんですけど、やっぱりMJ意識してるのかしら…(たぶん気のせい)。MVの話に戻ると、工藤遥ちゃんの目線のやり方とか、悪戯できるもの見つけて目を輝かせてるのとか、ホントに猫そのもの。やっぱり演技力とか表現力高いですね。猫に散々邪魔されてやっと感情をむき出しにする瞬間の野中美希ちゃんと、睨み付けてくる生田衣梨奈ちゃんを前にやっと怒ったって嬉しそうに笑う小田さくらちゃんが本当にいい。手にした本をぽいっと投げる飯窪春菜ちゃんもすごく素敵な表情で、メンバーそれぞれの表現力の向上を感じました。曲をナビゲートするという意味では、これ以上のMVは今年なかったんじゃないかと思います。素晴らしい完成度だと思います。
ぜひ見て欲しい瞬間は、牧野真莉愛ちゃんの太ももが映ってるとこ全部です。(瞬間じゃねえ)

1位 ランラルン〜あなたに夢中〜カントリー・ガールズ 3.0点


可愛い曲×可愛いセット×可愛いストーリー×可愛い衣装×可愛いメンバーって、もう可愛いしかねえじゃん!これ選ぶしかねえだろ!!!!!!!って宇宙全域に響き渡る声で叫びたいくらいですよ。ご卒業された稲場愛香ちゃんを見ると、心にあいた穴に冷たい風が流れ込むのをいまだ感じますが、もう本当に選ばざるを得なかった。新しく入った二人含めどの子もしっかりコミカルに演じきっていて、カントリーの表現力の高さ、総合力が化け物クラスだということを改めて感じます。可愛い女の子が燕尾服を着てちょびヒゲつけてるのがくそほど好きだし、船木結ちゃんはキッスする前のキメ顔も最高だし、稲場さんに恋の矢で射抜かれた森戸知沙希ちゃんめちゃくちゃ可愛いし、陰影がはっきりした瞬間の梁川奈々美ちゃんの美人っぷりも素晴らしいしで、おれは!おれは!カントリー・ガールズが好きなんだ!このMVが大好きなんだぁあああああああああ!!!!!カントリーにしか出せない雰囲気、作りこまれた可愛らしさが、詰め放題名人でもこんなに詰めらんねーぞってくらい詰まっている最強カワイイMV。
ぜひ見て欲しい瞬間は、山木さんに吊り上げられた船木ちゃんの、ばびゅーん!

楽曲部門

5位 残心/こぶしファクトリー(1stアルバム「辛夷其ノ壱」収録) 1点

いやーなんつー青臭さ。「このくらいの年代の子にはこういう青臭さを持っていて欲しい」っていう大人の勝手な願望の押し付けにしかなってない場合もあると思うんですよ。でもそんなくだらないことなんか知ったことかと跳ね除けて、こぶしの子たちの只々まっすぐな歌声がびゅんとものすごいエネルギーでもってこちらの胸のど真ん中を射抜いてくる。だからじんと来る。胸を打つものがあるんですよね。ソロパートで歌い継いで行く構成も「志の継承」や「克己」「初心」への誓いを重ねているようで、詞以上に歌声から伝わってくるものに震えます。今のこぶしたちにしか出せない何かが瞬間冷凍された、原点ともなるような名曲。歌い継いでいってほしいです。
お気に入りのパートは「しゃんと伸びた その背中/田口」です。

4位 羨んじゃう/℃-ute(9thアルバム「℃maj9」収録) 1.5点

超おしゃれでポップ。でも一癖も二癖もあって中毒性の強い曲。鈴木愛理フィーチャー曲なのだけど、どのメンバーの歌声もめちゃくちゃ調和していて、ものすごいメロディーラインだと思います。女の子の思考のめまぐるしさだとか、感情の忙しさ、かしましさが表現されてるような構成が本当に面白いし、何回聞いても飽きない。押し流されてくいくようなサビのメロディーの中で、「私は私」「この人生は渡さない」と流されない強い決意を歌うその人が鈴木愛理というその説得力。もう本当に大げさじゃなく20年後、いや50年後(これは流石に言い過ぎかしら?)に聞いても古く聞こえないだろうパーフェクトな楽曲だと思います。
お気に入りのパートは「そうよ忙しい/中島」です。

3位 ムキダシで向き合って/モーニング娘。'16(62ndシングル「セクシーキャットの演説/ムキダシで向き合って/そうじゃない」収録)1.5点


一筋縄ではいかないメロディーと次々に繰り出される様々なリズムが本当にかっちょいい。リズムを際立たせるための言葉のチョイスもよくって、歌ってる側は本当に気持ちよいんじゃないかなーって勝手に思ってます。大人になって落ち着いてきたメンバーの歌声をうまく使ってて、そうだよ飯窪春菜はこう使うんだよ!って勝手に興奮しました。トラックの立体感と疾走感は、3Dのシューティングゲームでノンストップで敵をすり抜けながら攻撃してる感じというか。「ムキダシで向き合って」と、何度も打ち付けるように繰り返されるリズムが、だんだん鼓動そのもののようになっていくサビも癖になります。羽賀さんの台詞のちょいダサエッセンスが、かっこよさだけに終始しない、ある種「モーニング娘。らしさ」に溢れてるなーと。(らしさって言葉で逃げるやつ)
お気に入りのパートは「恋の微熱にハートが蝕まれ/工藤」です。

2位 恋はマグネットカントリー・ガールズ(3rdシングル「ブギウギLOVE恋はマグネットランラルン〜あなたに夢中〜」収録)3点


華奢で少し歪んだ電子音がどんどん重なり合ったり展開していって、まるで万華鏡を覗いてるような気持ちにさせてくれる曲。5人それぞれの声も、バックトラックに音として融けているようで、ひたすら耳に心地よい。恋の苦さを知り少し大人になった主人公像が、カントリー・ガールズ(の特に年少メン)とシンクロしていて、とってつけたような「大人路線」ではなく、こんな風に無理なく成長を見せてくれる優しさも感じます。発売された当初は、圧倒的に「ブギウギLOVE」派だったんだけれど、あるとき「なんだこの曲!」って開眼して以来、私の中でばんばん評価の上がっていった楽曲です。「羨んじゃう」と同じく、20年後でも古く聞こえない(あるいはこの楽曲がすでに20年前のものなのでは?)と思えてしまう、完成度の高い楽曲だと思います。
お気に入りのパートは「ミニチュアの街 見下ろしたっけ/山木」です。
※2位としていますが、次の「人生はSTEP!」と同立1位です。

1位 人生はSTEP!/℃-ute(29thシングル「何故 人は争うんだろう?/Summer Wind/人生はSTEP!」収録)3点


やっと私の思う℃-uteちゃんにはこういうの歌って欲しいって曲キター!!!!!って狂喜乱舞しました。「羨んじゃう」もそうですけど、社会の中でいろいろと消耗することや、あれ?って思うことはあっても、決して世を拗ねたりせずに、自分の足でしっかりSTEPを踏んでいこうっていう、そういう他人どうこうじゃない自分の中にしかない強さを持って行こうぜって℃-uteちゃんには歌って欲しかった。いまの℃-uteにしか持ち得ない説得力で、同時に圧倒的な歌唱力で歌って欲しかったんですよね。大げさかもしれないけど、人生の指針になるような、「こう生きていきたい」と思うような、そんな曲がこれまでのハロプロにはたくさんあって、でも、大人になった℃-uteにはあまりないような気がしていたんです。でもこの曲にはそれがあった。℃-uteの新たなSTEPがはじまったなって思ったし、℃-uteは本当に(≒精神的に)大人になったんだなあって、素直に思わせてくれた楽曲でした。そんなのなかなか出来ることじゃないですよ。楽曲も歌も歌ってる℃-uteも圧倒的にかっこいいです。
お気に入りのパートは「(ラストの)3,2,1...STEP!/全員」です。

ハロプロ楽曲大賞’16

相変わらず語彙はない。

というわけで適当にアップしていきたいと思います。どんどん失われていく言葉。新しく覚えられない脳みそ。アルコールってこわいから、みんな、ほどほどにね!

楽曲部門

10位:マドンナの選択/れなっち総選挙選抜(AKB48唇にBe My Baby」Type-B 収録)


どこかで聴いたことあるメロディー、どこかで聴いたことあるアレンジ、どこかで聞いたことあるコーラス、なんかで見た歌詞。ほぼ48の楽曲の雛形に押しはめられて作り上げられてると言い切ってもいいような曲だなとは思うんですが、その匙加減、塩加減が絶妙で、気がついたら全部おいしく食べてました、そういう楽曲。安牌っちゃ安牌だけれど、だからこその安心感。手堅く聴ける一曲。

9位:哀愁のトランペッター/Team K(AKB48「翼はいらない」Type-C 収録)


この手の曲は毎年どっかしらのグループで発表されてる印象ではあるんだけど、基本的に好きでランク入りさせてしまう。もう本当に好みの問題で、コッテコテだけどゴテゴテしてないところが好み。あまりにも山本彩さんの声が際立って聞こえてくるので曲だけ聴いたときにNMB48の曲かと思ってしまったくらいに彼女の声がハマってる。

8位:あまのじゃくバッタ/Team 8(AKB48唇にBe My Baby」Type-C 収録)


印象的なイントロからそのまま続く回廊に迷い込んでしまったようなメロディーラインが主人公の心中にシンクロしつつ癖になる一曲。歌詞や世界観そのものは20年前の作品だと言われても信じてしまうような目新しさはどこにもないものだけど、サビで繰り返される「あまのじゃくバッタ」という言葉の響きそのものがなにかの呪文のように不思議な余韻を残す感じ。

7位:思春期のアドレナリン/Team 8 WEST(AKB48「ハイテンション」 Type-D 収録)


勢いがあって、ガヤっぽい掛け声がアホっぽいところが特にお気に入り。わけなんか特にないけど、そこらへんにいる人間をだんだんと巻き込みながらアドレナリン全開で駆け抜けていく感じがひたすら楽しい、気持ちよい。

6位:LOVE TRIP/AKB48AKB48「LOVE TRIP」収録)


ソロや少人数ユニゾンが多くきちんと聴かせようとしてるのか、歌ってる人たちの声がよく聞こえるとこがとても好き。最初からほぼ全部ユニゾンの曲ってぜんぜん好きじゃなくて、歌割りについてはあまり加味しないようにはしたつもりだけど、これは本当に満足できる構成(?)だったので。一回目の「I wanna go」がこの曲の評価の半分を占める。そのくらい大好き。あと便宜上貼りましたけど、MVは見なくていいです。ヲタクには辛いやつ。

5位:Go Bananas!/HKT48 Team KIV(HKT48「最高かよ」 Type-C 収録)


(ここらへんになってくると逆に理由がなくなってくるよね、というのは置いておいて)すごく気の利いてる曲だなぁと。行きたい方に好きに行かせてるような淀みのないメロディーが本当に気持ちいい。隠れた名曲(?)になっていくのでは。

4位:君はメロディー/AKB48AKB48「君はメロディー」収録)


この曲もメロディーの流れがとても綺麗で大好き。今年発売されたシングルの表題曲の中では文句なしにぶっちぎりで一位。OGが参加したとか大奥風のMVとかそちらばかりが話題にあがって、曲そのものがあまり聴かれてなかったような印象だったのでそこはすごく残念。ひっかかるものがなかった人が多かったのかもしれないけど。サビが少し弱いように思うけれど、そこを補って余りある秀逸なメロディー満載の佳曲だと思う。

3位:空耳ロック/HKT48 Team TII(HKT48「最高かよ」 収録)


MV部門で投票したらこれがぶっちぎり一位。今でもMV見るたびに泣いちゃうもん。思い入れ補正と言われてしまえばそれまでだけれど、歌声がめっちゃキラキラしてると思いません? 雨が降り出しそうな曇り空、突然の夕立、あえてそこに飛び込んでびしょ濡れになって、そしてその後に架かる虹をみんなで無言で見る、そういう曲。MVのイメージむっちゃ強いけど(笑)。もうあれ、思い入れ補正(笑)

2位:Is that your secret?/Team E(SKE48「チキンLINE」 Type-C 収録)


こういうタイプの曲って48だと初めて聴いたわ!私が知らんだけですか!そうかもしれないですね!とにかく本当にびっくりしたし、誰も話題にしてなかったのどういうことなの?って本当に思った曲。それこそ私が知らなかっただけかもしれないけど。もはや説明を放棄するけど、この曲すげえ。

1位:なんか、ちょっと、急に…/Team4(AKB48唇にBe My Baby」Type-D 収録)


めっちゃ優しい曲。あったかい飲み物とかスープのCMソングっぽいというか、耳障りがよくって、この曲が嫌いだなって思う人はあまりいないんじゃないかな。カラフルなメリーゴーランドに乗ってるみたいなサビもいいし、収束して、また木漏れ日の下に戻ってまどろむようなAメロ、Bメロもどっちもいい。心に優しい曲。

2016年 48楽曲大賞TOP10

語彙などない

それでも、去年も書いたし…という消極的な理由で投稿します。今年は、聞き込んでいないどころか、聞いてない曲自体も多く、そんな状態で選ぶことに意味はあるのか?って自分でも思いましたけど、一応続ける気がある限りは続けていこうと思います。来年はたぶん書きませんし(たぶん)。