ノリと勢いしかないにしたって

寂しさを紛らわすために酒を飲むのですが、酔っ払うとなお寂しさが増幅するという悪循環。そんな循環を断ち切るために私はある前向きな取り組みをしようと思いました。要は暇つぶしをすることにしたのです。というわけで、2015年にリリースされた48楽曲の個人的好みトップ10を決めてみました。私と同じくらいに暇な人は読んでみて下さい。それでは、はりきってどうぞー。

10位:Buddy/チームH (HKT48 6thシングル「しぇからしか!」Type-A収録)


安心して聴ける楽曲。定番、安心、安定。ああこういう曲ね。そんなことを思ってると、すぐにねっちりとした歌声が聞こえてきて、まじで?!と思ってしまう、この歌い出しだけが本当に異質な曲。そしてそれがクセになる。その歌い出しは神志那結衣ちゃんなんだけど、この歌い方が正解なのか不正解なのか本人いっさい考えてなさそうなのに妙にマッチしてるのがとてもいい。

9位:12秒/HKT48 (HKT48 5thシングル「12秒」)


メンバーの矢吹奈子ちゃんが始めた、ジャジャジャジャ(よっ!)ジャジャジャジャ(よっ!)ジャジャ(よっ!)ジャジャ(よっ!)(よっよっよっよっ!)という掛け声をつい入れたくなってしまう中毒性のある冒頭のギターリフから始まって、AメロからBメロ、Bメロからサビにかけての広がり方、基本ユニゾンだけれどそれをうまく使った歌声のアクセントもよくて、すべてが正統でキャッチーな良曲。ただめちゃくちゃに歌詞がKIMOI。ただただ歌詞がKIMOI。この曲の歌詞がすごく好きって多くのメンバーが言ったんだけど、そんなピュアな彼女たちと薄汚れた私とのギャップを強く感じて悲しいのもあって9位。歌詞がこんな気持ち悪くなければ1位か2位だったハズ。『昔の彼氏のお兄ちゃんとつき合うということ(私は"穴兄弟"と呼んでいます)』という楽曲の、現・彼氏側からの歌なんじゃないかなと思っています。そのくらい酷い歌詞。

8位:ヤンキーマシンガン/AKB48 (AKB48 41stシングル「ハロウィン・ナイト」Type-D収録 )


マジすか関連の曲は毎度良曲だよねってことで、これもご多分に漏れずな良曲。一切内容が頭に入ってこない、リズム優先で構成された歌詞がいっそ小気味よい。腐っても鯛ではないけれど、腐ってもドラマのテーマ曲だっただけあって、アレンジ、コーラスワークと、とてもいい仕事をしている。ただ、全篇ユニゾンで構成されているのがつまらない。それがマシンガン、ということなのだろうか。一人一人が銃弾であるとこを示すようにソロパートを歌いつなぐパートがあって欲しかったな。というわけでもないけど、ここ。

7位:愛してるとか、愛してたとか/フルマリオン (「コップの中の木漏れ日」 Type-A収録)


ガンガン期待を高めていくイントロを割って入ってくる歌声はわりと落ち着いてて凡庸なのだけれど、最後まで聞き終わるとまた聞きたくなる不思議。はじめは情熱的に聞こえていたサックスやピアノの音色と、凡庸――落ち着いて聞こえていた二人の歌声がサビを経ながら徐々にその熱を逆転させていくのが面白いし、核心に迫っていく楽曲。単純にアレンジかっこいいよ。歌声に好みはあると思うけど。

6位:恋愛ペテン師/チームN (NMB48 11thシングル「Don't look back!」 Type-A収録)


ホーンセクションが最高に好き。これだけラッパ鳴ってくれてたらわたし大満足。そんな楽曲。流れるような短調が自虐をさらってある意味前向きなとこに連れて行ってくれる感覚が最高に楽しい。こんだけおおごとにしてるアレンジなのに、他人からすればまったくどうでもいい歌詞の内容なのがとてもよい。それがリアル。

5位:水の中の伝導率/ネクストガールズ (AKB48 41stシングル「ハロウィン・ナイト」 Type-C収録)


後ろで繰り返されるオケのメロディーが、本当に水の中にいるときのようで、それは夢の中にいるようで、現実のものとは思えないようなそれで、どんどん沈んで溺れていく。曲の世界観とアレンジとメロディーが相乗効果を生み出して、ハマったらなかなか抜け出せない世界を形成してると思う。とくに私は酔っ払ってることが多いので、そんなときに聴くと、内耳の水が溢れてゆらゆらと自分を包んでるような感覚になれるので、すごい気持ちいいの。あとMVがド・レズだからお勧めだよ!

4位:しぇからしか!/HKT48 (HKT48 6thシングル「しぇからしか!」)


自分でも意外というか、こんな好きになったのかと思ってしまう曲。それもこれも数々の音楽番組で大勝利を収めてきた咲良やはるっぴや指原さんがいたからかもしれない。それは置いておくとして、なんも考えたくないほど精神的に参っていた時期の私にぴたっと寄り添ってくれた、……これって運命なの?って少女漫画チックに言ってしまいたくなるタイミングで降ってわいた楽曲。出会いって大切だよね。うん。翔さんの雄たけびに耳が向きがちなのだけど、ちょっと遅れ気味に叫んでる、はるっぴの「しぇからしか!」がめっちゃツボ。それはそうと、山下エミリーちゃん初選抜おめでとう!

3位:DIRTY/チームS (SKE48 17thシングル「コケティッシュ渋滞中」 Type-A収録)


サビのためだけにある曲。AメロもBメロも、ただただサビに突入するための前戯でしかない。それが丁寧で抜かりないからこそ、一定のフレーズを押して引くばかりのサビで恍惚に近付く。私にとって官能的な曲で一定の性的満足が得られる曲。

2位:Oh!Baby!/チームA (AKB48 4thアルバム「ここがロドスだ、ここで跳べ!」 Type-A収録)

こういう洋楽っぽい曲好きなの。なんか、お洒落っぽくねえ?ユニゾンにおける小嶋さんの強さをめちゃくちゃ感じる曲。小嶋さんの声が聞こえる曲が好きなの。ただそれだけ。本当にそれだけ。
(公式動画ないので貼れないです。ご了承ください)

1位:僕だけのSecret time/チームM (NMB48 12thシングル「ドリアン少年」 Type-B収録)


めっちゃ元気でる。ぜんぶツボ。ぜんぶ好き。私の思うチームMっぽさに溢れているし、本当大好き。理屈なんかない。好き。


というわけで、おしまい。