イベントを終えて

めーたんのことを思うなら、自分の好きなメンバーを思うなら、「卒業」を後押ししてやるべきじゃないのか、という意見を耳にしたりします。うん、私もそう思います。でもそれは本人が卒業を望んだ場合の話です。本当はとか本音はとか大人の事情とかそういうのを考え出すと迷路にはまりこんでしまうので、私はメンバーのコメントだけを信じるようにしています。メンバーが卒業して新しいことに踏み出して行きたいというならば私は全力でその背中を見つめ、追いかけていきます。けれど、今回はめーたんははっきりと口にしています。「卒業したくない」と。めーたんが卒業したくないって言った以上、絶対卒業させたくありません。卒業したくない、と自分が口にすることがどれだけヲタに負担を与えるのか、それをわからないはずはない彼女がそれでも出した言葉です。どれほどの思いがそこにあるのか、どれほどのヲタへの信頼があるのか。ハグ会と聞いて私は最初眉をひそめました。そんな危ないことして欲しくない。でもめーたんは言いました「みなさんへの感謝を込めて1年に1回くらいハグ会したい」。それが言わされた台詞だとしても、そんなのどうでもいいやと思えました。めーたんは本当に心をこめてハグしていたし、ひとりひとりのヲタを人間として認めて、小さい人には腰を落としてハグをし、大きな人には目一杯腕を伸ばしてその体を引き寄せていました。私が見た範囲なんてたかがしれているけれど、でも、私が見ているときだけ、一生懸命で他はそうでもなかった、という方がよっぽど不自然なわけで、めーたんは本当にどこを切り取ってもそうだと言い切れるほどの真心をこめ続けていました。めーたんの腕はとても柔らかく、細く、本当に女の人でした。声も肌も吐息もなにもかも、か弱い女性のそれでした。それにも関わらずめーたんはあの会場にいた誰よりも強い人で、誰よりも頑張っていました。だから私は応援したい。めーたんが卒業したくないって言った以上、私は全力でそれを阻止したいです。上のレポでは省いてしまいましたが、有志の方が色紙にめーたんへのメッセージを募っていました。私ももちろん書かせていただきました。これで少しでもめーたんが頑張れると思ってくれたらいいんですけれど、でも、やっぱり私はめーたんに何かをもらってばかりです。なんとしても返したい。それが卒業をさせないことなら、私の力は小さいものだったとしても、私にも確実になにかできることがあると、こんな機会は滅多になくて、だから私はめーたんを応援します。めーたん、絶対卒業させません。私も、もっともっと頑張ります。


そういったわけで早速販促活動。

甘い股関節

甘い股関節

大堀めしべさんによるソロCD。昭和歌謡のムーディーなメロディと編曲に載せて繰り返される「股関節」というワード。甘い股関節。股関節さえも武器にしてしまう、めしべ嬢の切り取られた一夜のお話。それはどこにでもあってどこにもないような甘くて苦い物語。最初はなんだこれって感じですけれど、だんだんとハマって行くこと間違いなし。「あぁ゛まぁい〜こかんせぇつぅうう〜〜」というサビ部分は地を這う蔓に捲き付かれるような、人間だけがなせる生々しさと欲望に満ち溢れていて頭から離れなくなります。何度か聞いてみればわかるこの中毒性。初回版ならば以下に貼ったMVの入ったDVDが特典でついてきます。これで1300円は、あなた、買うっきゃないでしょう!!!


超いいMVです。大声ダイヤモンドにも物語性という点においてはまったく引けをとっていないと思います。めーたんの表情の演技が非常に細かくて素晴らしいです。これまで悔しい思いをしてきたAKBのメンバーとしての大堀恵と、Clubフェニックスで人気最下位に甘んじている、大堀めしべとをうまく重ね合わせています。干されても悔しい思いをしても、踏ん張って鏡の中の自分に笑いかけるめしべさんのその気持ちがガンガン伝わってきて、本当に泣けるし、素直にめしべ頑張れ!めーたん頑張れ!と声を大にして叫びたくなるようなMVでした。質素なアパートで暮らし、晩御飯の牛丼に嬉しそうに箸を割るめしべさんの眼鏡姿は指折りの見所だと思います。
本当に素晴らしい作品だと思います。一切の妥協をそこからは感じませんでした。めーたん頑張れ!絶対に卒業させません!!!