秋元才加さん

M01「マンモス」のときはそうは思わないのだけれど、M02「最終ベルが鳴る」が始まった途端アップテンポのリズムに合わせてひとりだけ本当に天に向かってアッパーを全力×笑顔でかましていて、最高に楽しい気分になる。それはつまり見てるこっちは爆笑してしまうってことなんだけれど、そんな私を超きもちのいい笑顔で見据えてはまたアッパーと足揚げを繰り返すオカロ。ビリー先生よりもはるかにエクササイズ効果とイっちゃってる感が実におもろい。腕を突き上げるときの疲労感が気持ちよくなってきちゃうという発言どおりその表情からは恍惚しか感じることができず、広がった鼻の穴も張り付く前髪もなにもかもが恐ろしいまでに健康的で逆に恐怖を感じる。シャイなのであんまり客席を見られない、というわりには本当に笑顔全開でこちらを超みてくるし、特にこちらが楽しそうに歌ってるとマジでガン見してくるので要注意が必要だ。オカロが目の前に立ってしまったときは爆レスを期待していいということなのだけれど、だから、故に、本当に怖い。私は笑いを堪える自信がない。それはたかみなが正面に立ってしまったときと同じ状況なのだけれど、でも、私のA公演におけるポジショニングのせいか(スーパーりなてぃんタイム狙いポジ=下手)、たかみなは左から右に流れていく、あるいは右の方からチラッと左に顔を出す印象が強く、それを斜めに見る感じなのでそこまででもないのだが、オカロに関してはもろめっちゃ目の前に立たれて満面の笑顔でアッパーカットしてくる。オカロが目の前に立つとりなてぃんとはまた違った意味で「どうしよう」という思いが心を支配し、自然と唇がわなわなと震える。笑ってはいけない。この目の前にそびえる筋肉バカを笑ってはいけない。思いはするものの笑いを堪えることなどできるはずもなく、私は臆面もなく噴出してしまうのだった。チームKは公演中のファンサービスがよい、つまり爆レス集団だと小耳に挟んだことがあるけれど、オカロに関していうならそれはまず間違いない。他のメンバーももちろんそうではあるけれど。Kメンは表情が豊かな子が多く、オカロのびびったときの鼻の広がり具合や佐江の楽しそうな笑顔、へにゃっと曲がる唇に、挙動不審のまぁちゃん、ゆうちゃんは常に全力で汗をかいてその鼻の下あたりにたまった汗を下唇で掬いとっている姿もかなり目立つし……と話を元に戻そう。これはどのチームでも言えることだけれどこちらが楽しそうにしているとメンバーも楽しそうにしてくれて、それが本当に嬉しい。手フリが少し恥ずかしかったりする私は代わりにと一緒にずっとエアーで歌い続けているのだけれど、そうしたときオカロはまじむっちゃ見てくる。一番びびったのはM16「支え」で私の正面でもなんでもなかったくせに延々私を見続けていたことだ。こちらはこちらとしてそれにビビってはならないと、いかにもこの歌に入り込んでいますよという表情で歌い続ける。それを見る、オカロ。この世はでっかい宝島だし脳内は常にパラダイスなのでこのまま続けるけれど、オカロ、あなたマジでかいんだからこっちみたらまじでキョドるからやめて!でも、嫌いじゃない、嫌いじゃないよオカロ!むしろ好きぃいいいい!そんなオカロのユニット曲といえば、この世のすべての女子の視線を男子から奪い、そんな男子たちをインポテンツにしてしまった挙句にその誰も触れたことのない秘密の花園への片道切符を差し出させてしまう超絶オカロイケメンナンバーM05「リターンマッチ」。このとき椅子をもって歩くときのオカロが無駄にイケメンだし梅ちゃんに視線を合わせっぱなしでそれを見ていると失った恋の情熱みたいなものを思い出させてくれます。それにしてもオカロまじイケメン。でもあんまりこっちみないで。でも嫌いじゃない。ということで私はオカロを推していくことに決めました。