現場のコベニさーん

はーい、こちら秋葉原ドンキホーテ8F、AKB48シアターにいるコベニでーす。なぜ私がこちらにいるのかと申しますと、毎週月曜深夜、ヲタ絶賛放送中の『AKB0じ59ふん』が主催するスペシャルライブとやらの無料観覧が行われ、それに参加するためでーす。この無料観覧は事前にメールで応募し抽選の結果観覧できるかどうか決定されるという形式だったのですが、これに見事わたくし当たってしまいまして、ついでにいうなら夜公演も当たっていまして、これはもう今日はAKB48dayにするしかないなということで一足早い夏休みをいただいちゃってこちらに来ていまーす。
まずは11:00〜11:45の間に受付を済ませてくださいって言われていたのでギリギリではありますが11:00前にドンキ7Fにたどり着いた私コベニ。7Fはなんだか妙に人だかりがあり、さては、と思っていたら案の定、8Fへのエレベーターが閉鎖されています。そっちから時間厳守とか言っておきながらやっぱ芸能界はゆるゆるでんがなと思ってゲームをやりながら開場を待つことにしました。しばらくするとエレベーターが動き出し、ヲタがどんどんと8Fに吸い込まれていきます。あのエレベーターの先がブラックホールにつながっているとしてもヲタは乗り込むのだろうなといつも私は思うのですが、なんのことはない、シアターだってある意味ブラックホール、銀河の果ての織姫に会いに行く場所ですよね。そんな与太話はいいとして、シアターに上がりますとすでに受付列が形成されておりました。通常公演の人だかりを予想していた私でしたので、正直、拍子抜け。列はわりと長いものでしたがゴミゴミも混雑も殺気も馴れ合いもほとんどない感じで、ご新規さん、と呼ぶにもまだ温い、0じ59ふんを見ていた一般視聴者さんが半分を占めている、といった感じでございました。いつもみかけるおまいつたちもほとんどおらず、私の前後の方もどうやらシアターに来るの自体初めて、といった感じで、テレビの威力を思い知ったような気持ちになりました。ちょうどリハーサルをやっていたようで、AKB48のみなさんの声が壁から漏れて聞こえてきます。「ロックだよ、人生は」「50%」の二曲を確認。そしてその中でみぃちゃんが元気よく『こっちのみんな盛り上がってる〜?! こっちのみんなも盛り上がってるー!?』と言っていて最高に笑えました。当然のごとく客席には誰もいないだろうにアイドルは大変だなと私は思いました。しばらく列にならんで大人しく待っていますと、そのうち受付の順番が回ってきました。前の人たちが何時くらいにここに戻ってくればいいですかね、と受付の方に聞いていて、それを盗み聞きすると12:30までには必ず、というお返事でした。知り合いも誰もいないこのような状況でシアターで待ち続けるのは心身の磨耗が激しいのでこれ幸いとばかりに私は受付を済ませて一旦シアターを離れることにしました。受付でもらった整理番号は59番。下一桁が大きい数字だったので、むしろ60番のがいいなぁとか思っていたんですが、よくよく考えてみれば0じ59ふんの収録をするわけですので、59という数字は何かと縁がありそうな気がします。これはなにかいいことが起こるかもかもとはやる気持ちを抑えて一発写メをとってみたりして。ひとまず1Fに降りて12時ちょいの時間でしたからそんな遠くに行けないということで、おむす人で軽めの昼食を摂ることに致しました。少し迷って高菜おむすびを注文し、道路で食べ、再び8Fへ。するとどうでしょう、8Fへあがるエレベーターは止まり、絶望的な気分で見上げたシアターのフロアにはシャッターが降りています。12:30までに戻ってくればいいんじゃなかったのか、なにこの寒い展開、だがしかし私だしこの展開は逆においしいのではないか、とどこまでもおかしな判断基準の考えが頭をめぐりました。どうしよう、と突っ立っていると後ろから来た人たちも同じように、どうすんだこれ、と言い合っていて、とまっているエレベーターをガシガシのぼり始めたので付いていくことに。シャッターの隣にあった非常ドアに一抹の望みを託しながら押したらなんともあっさりと開いて、もしも下のあの状況をみて帰った人がいたら可哀想だなぁと思いました。無事にシアターに戻ったので整理番号のところへ行き整列。今回の入場方法もいつものように抽選順だそうで、私はやっぱり干されてしまうのか、だがしかし59だし、とよくわからないポジティブ・マインドを発動させていました。そしていよいよ抽選がはじまりました。するとどこからか女ヲタがふたりやってきて、なにかを嘆いています。よくよく盗み聞きしてみますと、二人はどうやら友達同士らしく、二人で連番でみたいのだけれど、下9番と次の番台下0番になってしまっていて離れ離れになってしまう、それはいやだ、なんとかしたい、そういうことをずっと言っておりました。私の横でそんな会話を繰り広げている禁じられた二人に、正直私はどちらかと代わってあげてもいいなと思いましたが、どのタイミングでそれを言っていいものやらとんと検討がつきませんで、もし話しかけられたら、ということを念頭において、どんどんと呼ばれる抽選順を待ちました。基本的に私は抽選入場になったとき20順よりも手前で入ったことが1度か2度くらいしかありません。今回もきっとそのようになるのだろうとタカをくくっていたらどっこい結構いい順番で入ることができました。シアターの定員は250人なのですが、今回はたぶん200人にも満たっておらず、そのせいもあって私が入ったときはセンターの前列のほうにまだ空きがあるというかつてない状況でございました。出演メンバーが誰かはわかりませんが、だからこそセンターブロックに座りました。もしもA4thのようにりなてぃんが下手にくるならば下手の前側でもいいかなと思ったのですが、いやしかし、ゆうちゃんもでるかもしれない、そうするとやはりここはセンターで、あんまり見たことない曲もやるだろうしそれはやっぱりセンターで見たいよね、という考えが一瞬のうちに頭をよぎり、私はセンターブロック下手柱内に腰を落ち着けたのでした。13:00収録開始が予定されており観客がすべて入場し終わったのが約12:35で、待ち時間結構あるなと思っていたらADさんが収録の趣旨を説明しはじめました。先にネタバレをすると、AKBにバカにされ続けていると感じた佐田氏がAKBを見返すために「ロマンス、イラネ」を一緒に歌い踊る、という企画なんだそうで、そのロマンス、イラネのどの部分で佐田さんが出てくるのか、ということはメンバーには知らされていない、佐田さんが出てきたら是非とも盛り上がってくれ、という内容でした。ADさんの観客に対するお願いがあり、それは誰かが「お客さんはどうでした?」と訊いたらスタッフの誰かがカエレコールを始めるので、それに伴ってお客さんも徐々にカエレコールをしてほしいというものでした。バラエティのなんたるかを見た思いです。アイドルも大変ですがお笑い芸人も本当に大変ですね。ADさんの説明を聞き終わると12:55くらいになり開始まで残り5分。「ビンゴビンゴ〜なんちゃら〜しか知らねぇ」「つーか近けぇね」「柱すげぇ邪魔」誰しもが一度は通る会話が周囲から聞こえてきて、やっぱり一般視聴者多いんだなと実感しました。この人たちがAKBがどれだけすごいのかこれから思い知るのかと思うと私はとても嬉しくて私はただの一ヲタにも拘らず誇らしくて仕方ありませんでした。すると、「清人さ〜ん」と客席から誰かの声。振り返ってみてみると関係者席に清人さんがふっつーの格好、ふっつーの顔して座ってらっしゃいました。普段のシアターでいうと遠方席の最下手席に腰を下ろしていた清人さんは会場中から視線を浴び、恥ずかしそうに俯いて、それからサングラスをかけていました。それでもやっぱり恥ずかしいみたいでずっと俯いている清人さんに激萌えです。今日もしもめーたんが出演するなら清人さんにガンガン爆レス地獄を浴びせかけたら面白いのになと勝手に思いました。話が少し前後しますが、先ほどADさんが説明をされていたときに、みなさん今日はいつものように盛り上がってくださいね、と言っていて、それから続けざまに、みなさんは誰の推しなんですか、と訊いたや否やジョシュア(峰岸みなみ推しの有名外国人ヲタ・白人)が「みぃちゃぁぁああああんんんn!!!!」と例のごとく発狂していて会場の笑いをさらっていました。ジョシュアが本国の家族からどうして日本から戻ってこないの、と聞かれたときになんて答えているのかが非常に気になります。初めてのお客さんもいるけれど、こういういつもの人たちもいるのよ、ということで、いよいよシアターにOverTureが流れ出します。私の右隣の二人連れの男の子たちはどうやらシアター初体験のようだったので、ヲーイ!ヲーイ!ヲイ!ヲイ!ヲイ!ヲイ!!!!にビビるだろうな 、どういうリアクションするんだろう、と思っていたんですが、むしろ私のほうがそれに爆笑してしまいました。だっておまいつなんていつもの半分くらいだろうにコールすげぇんだもの。いよいよ開く幕。そこにはどんなメンバーがいるのか、そしてなんの曲をやるのか、そして佐田さんがんばってください、ということで公演篇に続く!