ドエスエヘヘスキー〜花ちゃんと一緒〜

最近の公演でフルメンバーが揃うほうが貴重になってきている現状なのだが、今日も大島まいまい、篠田麻里子さま、小嶋陽菜ちゃんの三人が見事休演していた。一度だけだったり、少ない回数しか観にいかないのであればやはりフルメンバーで見て欲しいし、見たいし、見るべきだと思うが、私は超絶DDであるので、誰のアンダーが誰でというのを見るのも大好きだ。そんでもってなにが言いたいのかというと、そういう休演者が多いときに見たいと思っている人がいないことによって訪れる新しい出会い、それが自分の心を揺さぶることになることが往々にしてあり、それは私にとっての、かつてのりなてぃん、そして今日のTAKADAにとってのそれはガオーこと戸島・ド=エス・花ちゃんだった。ねぇこの世にはドSドMリバしかいないの、微妙に違う気がするが関係ない。つまりTAKADAはドM科ドM属に分類される生粋のドMであり、そんな彼女が花ちゃんに魅かれないはずはないのだと私は密かに思っていた。TAKADAは麻里子様の休演に酷く心を痛めており、じゃあもう、あっちゃんを見る、とずっと言っていた。それはそれで素晴らしいのだが、私は先ほども執拗に述べたように、りなてぃんを見て欲しかったし、そしてついでに言うなら花ちゃんも見て欲しかったのだ。TAKADAは花ちゃんの顔がいまいちよくわからないという。そんなTAKADAに私は言う。花ちゃんはね、ドSなんだよ。うわそれはちょっといいかもしれない、とTAKADAは口元を綻ばせたが、けれど所詮は瞬間的なトキメキであったようだった。公演が始まってからしばらくは、りなてぃんの爆撃にずっと心臓を揺さぶられていたTAKADAだったが、彼女はやっぱり出会ってしまったのだ。自分の主人となるべき人に。

TAKADAの証言

「Faintで初めてご主人さまを見た。なんなのあの人って思った」
「それからご主人さまを見るようになったんだけど、軽蔑していた愛情で……軽蔑していた愛情/裏腹に飢えているの というよりにもよって一番好きなフレーズのときに、ずっとご主人さまにこんな風に見下されて……もうずっと見下されてて、ずっと目を離せないでいたら、さ最後、最後にパチンってウインク、ウインクされた……」

最初は興奮気味にその話をしていたTAKADAだったが、思い出すたびに心臓へと加わる無遠慮な衝撃にやがて体力を奪われ、何度かその話をした後はぐったりとしつつ、けれども胸を支配する甘やかなPAINに恍惚の表情を隠すことさえできなくなっていたのだった。ポツリポツリと証言は続く。花ちゃんは目が合うと見下し、それからニヤリと唇の端に意地悪な弧を描くのだという。それはまるでいい子にしていたご褒美のようで、それがTAKADAにとってご褒美になっていることもきっと花ちゃんは理解しているのだろうなとTAKADAの話を聞いていて思った。
こうしてTAKADAのチームA公演は終わった。
めーたんに弄ばれたK公演。Aにおけるご主人さまを見つけてしまったA公演。思いもかけずに爆弾を投げつけてきた、りなてぃん。正直、この土日連続AKB公演は壮絶なものがあったのではないかと思う。


AKB48 一度見たら止められない
好きになってお願い カモン カモン


めーたん、花ちゃんに弄ばれるという修羅の道を選んだ、TAKADAに幸あれ、朝日よ昇れ。