2016.04.02 アンジュルム ライブツアー 2016春『九位一体』@広島クラブクアトロ

初めてアンジュルムのライブに行ってきた。スマイレージ時代は一度だけ、2期がチャレンジアクトとして帯同してまわってるときのツアーに入ったことがあるので、それ以来ということになる。シングルのA面は知ってるし、アルバム曲もまあ聴いたことはある、でもライブでどの曲をよくやるのかは知らない、C/Wもほぼわからない、という状況で、かつ、メモをとらなかったので細かいとこ(ときには肝心なとこを)とMCはほぼ忘れてるのだけど、とりあえず覚えてること、思ったことを大まかにつらつらと。
長くなったので畳みます。

■開場前

開場30分前。広島クラブクアトロのいつもの階段。
え、こんなに人いなくて大丈夫なの?なんて思っていた私だったが、すぐにそれは杞憂だったと知る。いつも思うのだけど一体ヲタというものはどこに潜んでいるのだろう。来るときにそれらしい人たちはほとんど見なかったのに、いつの間にか、次々続々と集まってきたヲタで待機場所が圧迫されていた。ああ、ここは広島Distance。きっと遠征してきたヲタも多いのだろう、私も遠征とまでは言えないかもしれないが隣の山口から3時間電車に乗ってやってきた。今日のためにやってきた。初アンジュルム。恋ならとっくにはじまっている。さあ、いざ行かん!いま、開場のとき!

■開演前

まず会場内に入って驚いた。下手に設置された女性エリアがめちゃめちゃ広い!私は今年の2月にJuice=Juiceのライブでこの会場を訪れていて(というか最近行ってるのがJ=Jくらいなので比較対象がそこに限られます)、そのときの約2倍はあろうかという広さなのだ。横に8人くらい並べてたかなぁ。しかもすごい埋まってる。女性人気あるんだなぁと素直に感心しつつ、とりあえず下手の最前につっこむ私。「端っこでも前」そいつが私のやり方。ハンドボールのシュートのような鋭い角度でステージを見ることになるわけだけど、だがそれがいい。正面からでは発見できない色々を隠れるようにギンギラギンにさりげなくウォッチすること、そいつが私のやり方。逸る胸をおさえながら開演を待つ。
しばらくすると、「かなちゃ〜ん!」だとか「あやちょ〜↑」だとか、ヲタの雄叫び(?)が。ハロプロの現場ではお馴染みの光景だけれど、私が行ったJ=Jのライブハウスツアーでは一切なかったことだったので、結構びっくりした。そういうのするのホール以上なんじゃないの?!って、勝手に驚いてしまったんだけれど、曲中のコールの揃いっぷりなんかを見ても、アンジュルムのファンの人たちは、歴戦の現場系ハロヲタが多いのかもしれないな、と。そんなことを考えていたら、BGMが止み、代わりにSEが流れ出す。開演の気配に沸く会場。影ナレがあるものと思っていた私はそこでもびっくり。ああ、いきなり本編が始まるんだ、やっぱグループによって全然カラーが違うんだなと当たり前のことを改めて思いながら、闇に染まるステージを見守った。

■開演

ツカツカと淀みなく進んでそしてスタンバイしていく影。うお、まだ出てくる!と、アンジュルムが9人いるということを早速実感する私。ライブハウスの狭いステージに9人って大丈夫なのかな?多すぎない?狭くない?なんて思ってたんだけど、実際に9人がその場に並んだときの迫力ってのか、「私たちどこでも完璧に仕事できるんで」と、こちらの浅慮を鼻で笑い飛ばすような貫禄というのかプロのオーラというのか、そんなものを全身から滲ませる彼女たちに、本当にただただ圧倒された。弘法筆を選ばずならぬ、アンジュルム会場を選ばず。過酷なツアーを何度も乗り越えた彼女たちにとってはそれは当然なことなのかもしれない。だが私にとっては初めての体験に、今日は来て良かった、とこの時点で思った。

■ドンデンガエシ

私はまるで戦隊もののようなキメポーズで始まったり終わったりする曲が大好きなんだけど、この曲はバトルもののOPっぽさもあって、キメッキメなとこが本当に大好きで。すっと座った相川さんがこっち向いてるのが(そういうスタンバイだから当たり前なんだけど)面白くって可愛くって。あー、可愛いなぁなんて思いながら、他のメンバーも見ようとふっと視線を巡らせたらですよ、和田さんですよ。スタイルいいのは知ってましたよ、知っていましたけども、脚すんげーなげーんですよ。ステージ下から見てるから余計に、えええ、あなた脚どこまで続いてるの?!って気持ちになりましたよね。白と黒のツートンで構成されてる衣装で、全体的なイメージはどこかリリウムチック。でもドレッシーになりすぎてなくて、メンバーそれぞれどこかにちょい辛な要素が入ってるって感じ。で、和田さんのちょい辛ポイントはタイトなフェイクレザーのスカートで、ステージの中央に向かって踊ると、そのタイトさゆえに和田さんのお尻の形があらわになり、それが思いっきり見えて、誰だよ、この衣装考えたやつ!天才かよ!!!!って気持ちになりました。本当にすみませんでした。

それから竹内さんの健康的な太ももの太さには、お、おおう、となった。あの太ももを棒に刺してくるくると回しながら炭火でじっくり焼いたものが食べたいなと思ったが、むっちりみっちりな肉の密度があまりにもすごかったので、私のアゴでは噛み切れないかもしれない。田村さんはたしかハーフアップにしていて、PTA感または婦長感マシマシだなオイ!と思ったし、勝田さんはすぐに前髪を気にしていて、やっぱそうなんだ!って伝聞でしか知らなかった部分を生で見られたことに嬉しくなったし、中西さんは生で見ると思っていた以上にバランスのいい体つきしてるんだなーって気が付けたし、逆に佐々木さんは寸分の狂いもなく佐々木さんで、膨らみ先行しがちなこちらのイメージを超えてくるキャラクターなんだ、やっぱすげえ…!と打ち震えた。そして何より打ち抜かれたのが、上國料さんの透明感。透明感なんて言葉、使い古されて今更感しかないのもわかっているけど、語彙力のない私にはそういうより他にない。美少女オーラを常に纏っていて、何しててもキラキラキラキラしてるんすよ。常に斜めから見る状態だったってのはあるかもしれないけど、目が本当にキラキラしていて、髪はサラサラで、ちっちゃくて、つられてこっちがにこにこしちゃうくらいにいつも楽しそうに笑っていて、ステージの上でさらに輝きを放つ子なんだなと。ちょいちょい振りを間違えたりしてるとこもあったし、慣れてないところもあったけど、それすらもすべてが可愛かった。可愛いは正義!上國料萌衣は正義!ってお習字して、勝訴したかのようにそれ持って広島パルコの中を走り回りたい気持ちになりました。その対極にいるのかいないのか私にはわかんないけど、同じくらい私を激しく揺さぶったのは室田さん。最近、室田さんのことがお気に入りで行く前から、きっと室田さんのこと沢山見ちゃうんだろうなぁなんて思っていたのだけれど、思った以上に室田さんのことばかり見ていたような気がする。ドヤァしまくってたのも本当にツボだったし、そのノンストップ顔面芸とダンスに目もハートも釘付けだった。
だいぶ脱線したので話をドンデンガエシに戻すと、「やがて夜が 明けて〜」からの下手と上手で交代しながら拳を突き上げる振りで、上手の端っこにいた上國料さんのオラついてなさがとってもかわゆくて、この戦闘集団に感化されて戦闘力ガン上がりしていく未来はすぐそこなんだろうし、余計にいま見ておかなくちゃ!って気持ちになった。見られてよかった、本当。

■MC1

一番上手にいた上國料さんから始まって、次は一番下手の佐々木さん、また上手に戻って、と挟むようにしながら自己紹介が行われていた。細かいところはあんまり覚えていないのだけど、大体どの子も、久しぶりの単独ツアーだから緊張しているとか楽しみだという話をしていたかな。上國料さんはフレッシュだけど綺麗にまとめた挨拶をしていたし、佐々木さんは楽しすぎてツイストしたくなるような公演にしたいと莉佳子節を炸裂させていた。相川さんは前日にお好み焼きと牡蠣を食べた話をしていて、室田さんは広島にちなんだ言葉を使ったダジャレを交えて意気込みを語り(そのとき客のリアクションが薄いともう一回やり直したのもマジ室田さん)、田村さんが何言ったかマジで忘れて本当に申し訳ないんだけど、優しい眼差しで会場を見渡していて、ま、マザー…と思ったのは覚えている。勝田さんは思っていたよりもずっとソフトで、自然体で、勝手に勝田さんという人のイメージをAS1422などでタケを弄ってるときのそれに固定していた自分に気付いて申し訳なくなった。竹内さんは、男の人盛り上がってますかー?女の人盛り上がってますかー?って会場に投げかけるポジションで、それがとてもしっくり来てた。本人はきちんとやりたいんだろうけど、反してやっぱり弄られまくってて脱線させられまくってたけれど、あの時間とやり取りがあるからこそ、初めて来た人でも、アンジュルムってこういう雰囲気を持ってるグループなんだってわかるんじゃないかと思った。中西さんは常にすべてに必死にフォローを入れる人で、その良心と人柄のよさが窺い知れるようだった。あ、ここ空いたんで座ってください、いや私は大丈夫ですからあなたが座ってください、いえあなたが!ってお互い全力で座席を譲りあってしまいそうな雰囲気があるよね、中西さん。そして、ラストは和田さん。静かなトーンで始まるMCはまさにラスボス。そんなんな儚そうな見た目なのに、このトンチキ戦闘集団(失礼)をまとめてるの間違いなく貴女ですわ!っていう。私はその底知れぬ、狂気さえ秘めていそうなその雰囲気に気圧されて、改めて和田彩花という人の存在に戦慄した。9人もいるし脱線することも多いからどうしたってMCは少し長めになるのだけど、自由な言葉で喋っているからそれぞれのカラーが一言一言に滲んでいて、飽きることなく最後まで楽しめた。

■恋にBooing ブー!

最近のというかアンジュルムになってからは、かっこいい路線の曲が多くて、可愛い曲も見たいな、ツアーに行けば見られるのかなぁ?なんて期待していたので、この曲のイントロが始まってめっちゃテンションあがった。踊ってるとこを見るのはたぶん初めてで(忘れてるだけかも)、ぱっ、ぱっ、と両手を上に挙げてからワキワキする振り付けがめっちゃ可愛くて、あああああこれだこれだよこういうの見たかったー!と悶えまくってしまった。スマイレージ時代の底抜けにポップな曲って、これぞアイドルって感じだし、Boo!を一度も間違えないお客さんたち含めて、ハロプロ感すごかった。久しぶりの公演だったからなのか、移動でぶつかりそうになってて、お互い笑いあったりする場面が多かったかな。あと頭のあたりで上國料さんが振り間違えて、えへへって顔したの私は見逃さなかったよ!

ヤッタルチャン

中西さんのセリフを生で聞けてよかったな。この曲はすんごい元気が出るので大好き。今のアンジュルムに繋がる自由な雰囲気っていうのがここらへんから出てきたのかなって個人的には思ってるんだけど。オリジナルにはいない、3期・上國料さんがいるのが自然というか、入ってから作られたのかと思ってしまうほど雰囲気ぴったりだったし、そういう子たちだから選ばれたんだろうなって。あんま細かいとこ覚えてないのだけど(それは他の曲も)、楽しくてぴょこぴょこしてたらいつの間にか終わっていました!

■ええか!?

これは曲のタイトルが発表されたときに、なんて破廉恥なタイトルなんだよ!と思ったんだけども、まあ、それはどうでもええかなんだけども。これも曲がほんと好きで。「わーかもの みな おなじみたいな〜」のときに手をきつねのような形にすると思うんですけど、それやりながらリズムにあわせて跳ねてる上國料さんがほんっと可愛くって。こういうノリはまだ全然あってないんだけど、一生懸命ついていこうとしているその姿にズッキュンでした。

■「良い奴」

これは本当に室田さんばっかり見てた気がする。感情移入しまくっている、別名暑苦しいともいう顔面もとてもよかったのだけど、それ以上に、ダンスが本当にすごくって目が離せなかった。まずリズム感がいい。一切リズム外さないので見てて気持ちいいの。この曲は細かいリズムで細かい振り付けだと思うのだけど、伸びきる指先、指先を追いかけるまっすぐな視線、しなやかさ、どれもこれも息を呑むような美しさで、室田さんのダンス好きだー!って強烈に思った。そしてふくらはぎの筋肉がめっちゃすごい。細いんだけど、脚はめっちゃ筋肉質でスジ筋好きな人たまらないんじゃないかと思う。あのふくらはぎ見られただけでも価値があったな。
それから、たぶん(夜公演の)この曲だと思うのだけど、不意に目に入った勝田さんがめちゃめちゃ真剣な顔をしていて、その凛とした眼差しにきゅんと胸が音を立てた。女の子らしい柔らかい雰囲気を常に纏って見えてた勝田さんにそんな顔されたら私は好きになっちゃうしかないだろー!なんだよそんな顔もできるんじゃないかよ!って勝手にイメージ作ってたのは私なのにそれを棚にあげてめっちゃ動揺してしまった。

■どうしよう

これも室田さんのダンスばっか見てたかな。実はこの曲まったく知らなくて、え、これタイトルわかんない…レポ書きたくなったらどうしよう…なんて思ってたんだけど、まさに「どうしよう」だったっていう。まあそんなくだらない話を置いておくとして。Aメロ、Bメロはソロパートをバトンタッチしていってて、それぞれの歌声が聴けてよかったな。知らない曲だったからこそ余計にその部分に集中できた、というか。ところでこの曲に限らずだけど昼公演は久しぶりだったからか(それともまだみんな半分寝てたのか)あまり歌声に伸びがないように思えて、あれ、こんな感じだっけ?と思ってたんだけど、夜公演はバリバリ本気の歌声を聴くことが出来て、聞きごたえあったなー。

■好きよ、純情反抗期。

まず、Aメロの脚を跳ね上げる振り付けの本気っぷりに、すごい!相川さんですらキレッキレでやってんじゃん!(失礼)とびびった。苦しいほどの想いを胸に秘めた大人っぽいメロディーと歌詞なのに突然、Ah 純情反抗期〜♪って吹っ切れて明るくなる流れに毎度笑ってしまうんだけど、いつの間にかそれがクセになるのがこの曲のいいところ。印象的なソロパートが多いので、人によって違うんだろうけど、私にとってはこれは竹内さんの曲。サビのキメッキメ具合も好きだし、歌声の伸びやかさも堪能できて大満足だった。田村さんも絶好調でよかったな。あと歌詞で言うと「それより好きすぎるの♪」のとこで、片足のつま先で床に円を描く振り付けがあると思うのだけど、そこの室田さんのドスケベな粘り具合が最高なのでそこはオススメポイントです。

■学級委員長

スマイレージ時代からミドルテンポの正統派バラードを貰い続けてるなぁって印象なのだけど、この曲も本当にいい曲で一発で気に入った。実はこの曲もタイトルがわからなくて、歌詞の内容的に初期のスマイレージ時代の曲なんだろうなということだけわかったんだけど。この曲については、ただただステージが眩しかったことだけ強烈に覚えている。この曲だったかなぁ、まっすぐ遠くを見ながら歌う相川さんの瞳がとてもきらきらとしていた。独特の緩さが相川さんの魅力の一つだとは思うんだけど、そのときの彼女から感じたのは、まっすぐ未来に向かって背筋を伸ばす、そんな芯の強さだった。漠然と「未来」を見ているんだ、と思わせる何かがあって、そんな彼女に私もまた未来を見たような思いがした。まあ大げさに書いてる気もするけど、そこはそれライブ中のことだからさ!あ、思い出した!室田さんのフェイクが暑苦しかった!最初はナチュラルなんだから最後までナチュラルでいいんじゃないのかしら…でも急に暑苦しくなるのが室田さんのいいところか!そう、そうだよね!

■○○がんばらなくてもええねんで!! メンバー決め

学級委員長が終わって、ずらずらっと横一列に並ぶメンバー。中西さんが仕切りで、次の曲を歌うメンバーをガチ抽選で決めること、一人ずつ抽選箱からボールを引き、赤だったら当たりで次の曲を歌えること、赤ボールにはさらにA〜Dまでの文字が書いてあり、それが歌うパートの割り当てになることを説明し、抽選箱を上國料さんに持ってこさせてた(夜公演では紙コップ〜って呼んでました)。中西さんが決めた基準によって順番に抽選箱からボールを引いてたんだけど、昼公演が何を基準にしてたか忘れてしまった…。「汗をかいてる順」というのがたしか夜公演の基準で(昼公演だったらごめんなちゃいマリア♪)、佐々木さんがトップバッターになり、いつも一番汗を掻いているイメージのある田村さんじゃなく自分が選ばれたことに「え、わたし?」とびっくりしていた。それから田村さんが引き、次に竹内さんだったかな(昼公演ではボールがボールを引きますよといつも通り弄られておりました)。前後は忘れてしまったんだけど(何度も何度もすみません)、勝田さんが「あれ、私ひいてないよ?」って言い出して、さも当然のようにボールを引こうとしたんだけど、竹内さんが「いや、汗掻いてないんだから!どう見ても一番最後だよ!」的なつっこみしてました。
全員引き終わって、せーので見せるまで一応お客さんに見えないように隠すっていう決まりがあるみたいだったけど、夜は手の隙間から全部見えてしまって公開する前に誰が外れで当たりかわかってしまったっていう。そ、そんな緩さもアンジュルムだね!昼公演では、当たった佐々木さんが、うあ、当たってしまった!まずった!みたいな顔をしていたのだけど、その理由は自ずと明らかにされるのだった。
あとなんの流れからだったかやっぱり忘れてしまったんだけど、「タケが投げキッスしてくれま〜す」っていきなり無茶振りされて、「ぜってーやんねえよ!」って竹内さんが抵抗。何回やれと言われてもやらなかったので、「じゃあ最後のMCでやってもらいましょー」と言われるも、「絶対やんないから!」とさらに反発する竹内さん。果たして竹内さんは投げキッスすることになるんだろうか……うん、させられるよな、だってアンジュルムだもん…竹内さん、頑張れ……そう思いながら退場する竹内さんを見送った。

■○○がんばらなくてもええねんで!!


【昼】和田・勝田・佐々木・相川
お昼の話から。まずイントロからして佐々木さんの挙動が怪しい。初めてこの曲を見た人にだってわかるくらい間違えまくり、その度に、うはーって顔をしていて、あ、この曲はもう本当に自由に緩くやっていいやつなんだなと。この曲が繰り返す「がんばらなくてええねんで」を体現してるかのような緩さはハロプロという枠で考えるとすごく新しい試みなんじゃないかと思ってしまった。もちろん、間違えてへらへらするようなところを私は見たくないし、そんなものを求めているわけではないけれど、このツアーのこの曲に限っては特例で認めてもいいんじゃないか、とそう思った。そういう説得力を与える流れなり演出なりを確立したことが凄いんじゃないのかなと。同時に完璧を求める人ではなく、なにそれ楽しいじゃん!って思える人がアンジュルムのツアーには集まってくるのかな、なんて思った。ほら、かの偉大な嗣永桃子パイセンだって言ってるじゃない。


ル ’ー’リ<楽しければそれでいいと思うんですけど〜。


って。
そういう意味で、「スマイレージはいつもこうだ」なんて自虐から脱却して、明るく弾けだしたアンジュルムからも私はBerryz工房の気配を感じたな。私は生粋のベリヲタでもアンジュルムファンでもないから、なにてきとーなこと言ってんだこいつ(笑)って思ってくれてもいいんだけど。
あ、話を戻さないと。えと、佐々木さんいわく二ヶ月ぶりくらいの登板だったらしくいっぱい間違えてしまったらしいんだけど(それで当たったときにやべえって顔してたみたい)、相川さんも自分の歌うパートがわからなくて和田さんとかぶっちゃったりとか、結構間違えてたね。メンバーが間違える度にお客さんから笑いが起きて、終始和やかなムードだったのが一番よかったな。間奏のダンスをするために勝田さんが一旦和田さんに預けたステッキをなっかなか返してもらえなくて、結局間奏あけの歌い出しにギリ間に合わなくて、そのときの勝田さんの焦った顔と、和田さんの悪戯顔がチャーミングだった。勝田さんの焦り顔なんて初めて見たから、私の中の勝田さんの表情のバリエーションがまた一つ増えて、より好きになるのを感じたよね。


【夜】室田・佐々木・勝田・竹内
続いて夜の話。
夜は下手から室田さん、佐々木さん、勝田さん、竹内さんの並びだったんだけど、スタンドのホルダーにマイクがなかなか嵌らなくて焦る佐々木さんと室田さん。ステッキを引っ掛けるとこがないので脚で挟んで作業してたんだけど、ステッキを股に挟むことを一瞬躊躇った室田さんの乙女心に胸きゅん。普段はあんなにドスケb…いや、なんでもないです。マイクを固定できたものの、スタンドの高さの調整がうまくいかず焦っている間にイントロが終わってしまい、わたわたする室田さん。しかし、本当に悲惨な目(?)にあったのは、会場すべての人間の予想通り、竹内さんだった。スタンドの高さ調整を邪魔されてそちらに気をとられてる隙に和田さんが竹内さんのステッキを強奪して舞台袖に捌けてしまい、それに気付いて「和田さんステッキー!」って叫びながら追いかける竹内さん。イントロが終わりそうな頃にステッキを手にようやく戻ってきたそこには、一番低い位置にされたスタンドマイクが。あえてそのままの高さで歌いだす竹内さんだったが、しんどい姿勢のため踊るのを少しサボってしまい、すかさず隣の勝田さんから愛の鞭ならぬ愛のステッキで脇腹を刺され、驚いて絶叫する竹内さん。
脇腹刺されてからは膝を曲げて腰を落とした状態でも片足あげたりちゃんと踊ってて、この太ももがそれを可能にしてるんだな…!と一層竹内さんの太ももに対して尊い気持ちになった。それから先も、勝田さんに預けたステッキを返して貰えなくなったりして、最後はやさぐれたポーズをわざととって、実際笑いが起きるくらいに客席を楽しませていた。竹内さんはTVが好きな女の子から、自身の振る舞いでお客さんを楽しませるエンターテイナーになってきたんだなぁって勝手に感じて、じーんとした。

■SHALL WE LOVE?


【昼】和田・室田・相川
まずはお昼。
とはいっても、相川さんが出てきてスタンバイにつき、イントロ流れだした瞬間に、え、相川さんが?!大丈夫なの?!!なんて失礼なこと思って、そこからはほぼ相川さんしか見てなかったので、特筆できることは何もない。とにかく相川さんガンバレ、相川さんそうだよ、そう、すごい、相川さん、そうそう、すごくいいよ!と、文字に起こすといかがわしい感じになってしまったけれども、そんな感じで相川さんの一挙手一投足を見守り続けた。相川さんはとても不思議な女の子で、彼女を見ていると無条件で元気になってくる。彼女の持つ純粋でまっすぐな「(アンジュルムのことが)好き」ってパワーは、アンジュルムとそのファンの人を、彼女が愛して止まない月のように、優しい光でそっと照らしているんだなって。めっちゃ照らされてるわ、私!ムーンプリズムパワー以下略!相川さんのことしか書かなかったけど、本当に相川さんのことしか見てなかったので許してくだちゃいマリア♪


【夜】田村・中西・上國料
続いて夜の話。
これはちょっとしたハプニングがあって、なかなか見られないアンジュルムの幻を見ることができて、田村さん曰く「レアでしたね」だったんだけど。最後のフェイクで中西さんの声が裏返っちゃって、本人なんとか持ち直そうと頑張ったけど、結局、声が出ず本人としては悔しい結果になったろうけど、それまでは本当に堂々としたものでちょっと感動した。ハロステやなんかでライブ映像を見て知ってたつもりだったけど、実際に聴くと中西さんの歌の上達ぶりにはかなり驚かされたなー。ダンスだってそうで、この人むかし、「プリーズ ミニスカ ポストウーマン」の踊れてないレッスンVを公式にぶち上げられて、中西香菜は果たして踊れるようになるのか!?みたいな晒し上げ(不適切な発言)食らってた人ですよね?って何度も何度も思った。もう5年近く前のことだし、そんな昔のことと比べるなよって話かもしれないけど、私の中の中西さんの第一印象はあれだから、どうしてもそれを思い出しちゃったのよね。田村さんは何を歌っても自分のワールドが広がるというか、緞帳バーン開いて、大階段の上から羽根背負ってゆっくり階段おりながら、そうよ私のレビューを見るのよ!感放ちまくってくるのズルいと思うの。上國料さんはナチュラルで自分本来の歌い方をしているのが、新鮮でとてもいいね。ソロを聞くことが出来たので、そこでもうちょっと書きたいな。
で、冒頭に書いたちょっとしたハプニングは、次のソロコーナーとその流れの中で起こったことなので、夜公演のソロコーナーのとこに書きたいと思います。

■ソロコーナー【昼】


▼勝田さん:VERY BEAUTYBerryz工房
SHALL WE LOVE?のラスト、暗闇に包まれた舞台がぱぁっと明るくなり、袖から勝田さんが登場。すぐに可愛らしいイントロが流れて、そのリズムに乗る勝田さんの女の子力がまじで半端なかった。料理が出来たらとかサラダを取り分けたらとか、そんなよくわからない基準で使われる"女子力"なんて言葉と一緒にしちゃあいけない。何にもしなくてもいい、ただそこにいるだけで全身から放たれてくる"わたし女の子です!!!"というプライドとオーラ。それが女の子力。お洒落をするのは男の子のためじゃない、可愛い自分でいたいから。可愛いことが好き、だって女の子だから。これが女の子力(自論です)。私は女すら捨ててるんじゃないのかっていうような人間なので、あまりの女の子力オーラで宙に浮くこともできるんじゃないかってくらいの勝田さんが眩しくて、これはもうひれ伏すしかない!そんな気持ちになった。声が可愛いから曲にマッチしてて、ああどうしてこんな顔よ、だなんて、なんていじらしい女の子なんだ!!!と、私はまんまと術中でした。


▼上國料さん:青春コレクション(モーニング娘。)
上國料さんがぴょこぴょこっと一人で出てきたときの胸の高鳴りをどう表現すればいいのかわからない。トップスの胸の真ん中にスパンコールで赤いハートとさらにその中心に「POW」って書いてある、なんとも微妙にダサい衣装だったんだけど、そんなものホンモノの可愛さの前には無意味であることを思い知らされたよね。もうね、本当ソロアイドルのオーラさえあるなと思いました。会場全員がめっちゃ見守ってるの。めっちゃ見てる。上國料さんの虜になってるの。この感じなんか体験したことあるなって考えたら思い出した。昔の全体ハロコンで、松浦さんや安倍さんや後藤さんといったソロのエルダーメンが出て歌い始めた途端、会場の雰囲気がソロコンサートだっけ?って空気に変わることがあって、それと同じやつだわこれ。上國料さんがステージの真ん中に立った瞬間、そしてこの曲を歌い始めたそのとき、上國料ソロコンサートになったからね!そのくらい私は夢中だったからね!「一番星」ってお習字して上國料さんの周囲を走り回りたいくらいだわ!本当に見て欲しい!そんでもって彼女のすべてがこの曲に合ってるんだなぁ。サビで指を8の字にゆったり動かす振りなんて、私だって出来る、誰だってできる簡単な振りだけど、でもこのレベルの可愛さで出来る人どのくらいいますか?!お客様の中にこの可愛さ出せる方はいらっしゃいますか?!!!って感じだったもの。あと声がすぐ出てマイクにぱっと乗るのがとってもいい。よくつんく♂さんが言ってた、「声の立ち上がりがいい」ってやつよね。耳障りのいい声だし、突っかからないから余計にスムーズ。すごくいい声で、わたし大満足です!

■ソロコーナー【夜】


▼佐々木さん:絶対解ける問題 X=♥(松浦亜弥

SHALL WE LOVE?が終わり次の曲のイントロが流れ出し少し遅れて出てきた佐々木さん。ん?あれ?出てくるタイミングなんか遅くない?ていうかこれ、「夕暮れ 恋の時間」だよね?少し戸惑いながらステージを見ると、元気に跳ねてお客さんを煽る佐々木さん。ん?じゃあいいのかな?と思いつつさらに視線を巡らせると、舞台袖に捌けてた田村さんと中西さんが奥の部屋に向かって全力で手招きをしていて(下手の角度のあるとこから見てたので私からは丸見えだった)、あまりにも必死に手招きしているから、あれ誰か出番すっ飛ばした?本当は佐々木さんと誰か二人の曲なの?なんて思っていたところ、ステージ上にSHALL WE LOVE?の三人がすーっと戻ってきて、それに佐々木さんがびっくり顔。曲もフェードアウトし、田村さんが「ごめんなさい、こっから(SHALL WE LOVE?のラストのポーズ)やり直します、見なかったことにしてください」と。やっぱり音響トラブルでソロ曲飛んでたんだな、とそこでようやく理解する私。だってあまりにも佐々木さんが普通にやってたからハプニングだったんだって気がつかなかったんだよ、本当にそのくらい普通にやってたの。「(違う曲流れだして)マジびびったあ」なんて言ってたけど、動揺をおくびにも出してないように見えたな、ほんと佐々木さんすごいわ。そんで一回佐々木さん引っ込んで、SHLのラストポーズから仕切りなおし。昼公演でもPAのミスがあったんだけど、いつものPAさんじゃなかったから的なこと言ってたな。新人研修でもしてるのかな、春だし。まあそれはいいとして、イレギュラーなことに照明と音響がうまく噛みあってなかったけど、一応無事にソロ曲が始まって弾けんばかりの笑顔を振りまく佐々木さん。本当この曲はぴったり!初期の松浦亜弥、いわゆる"あやや"の曲がここまで似合う子いないわ!歌うまいとか下手とかじゃなくて見てる人を無条件にHAPPYにしてくる無限のパワー!彼女の持つそんなパワーをビンビンに感じて、ああああ莉佳子ぉおおおおおおおおお!!!!!!!と私は胸を掻き毟るより他なかった。


▼室田さん:ドッキドキ!LOVEメール(松浦亜弥
まず出てきた瞬間に、マジかよ!!!!!!って強烈に思った。昼公演を見ていたので室田さんの後半の衣装については知っていたのだけれど、それを着てソロ曲やるだなんて聞いてない!今日はじめて見たんだから当たり前だけど、でも聞いてないよ!と思った。ドッキドキ!LOVEメールじゃねえよ!違う意味でドッキドキだよ、っていうかみんなこれ普通に見られるの?普通に見ていられるの?ねえ、すっごいすっごいよすっごい…ドスケベだよ!!!!!こんな衣装でめっちゃ踊ってくるんだけど、どういうことなの?!これみんな普通に踊りと歌を見て楽しんでるの?私はもうスケベなことで頭が一杯なんだけど、私の愉しみ方はアリなの?ナシなの?一応普通に楽しむ努力はしてるよ、してみてるよ……うん、室田さん歌うまいけど、この曲はまだまだ歌いこなせないんだな、これからもっともっと歌上手になるだろうなぁ、楽しみだなぁ……っていうかなんだよこの衣装は!改めてこの衣装なんなんだよ!!!!!ドスケベすぎるだろ!!!!!!!!と心が忙しく、気がついたらあっという間に終わっていました。田村さんと一緒に滝行にでもいってこのヨコシマな心を捨て去れるように頑張りたい、そう思いました。たぶん無理だけど。

■夕暮れ 恋の時間

直前のソロ曲やった子がそのまま舞台に残ってお客さんを煽る間に他のメンバーが出てきて合流、という流れ。お昼は上國料さんがその役目だったんだけど、お客さんを煽るのにまだ照れがあるのか、ヲイ!ヲイ!ってワイルドに拳を突き上げるっていうよりは、ぴょいーん!ぴょいーん!って両腕を上に伸ばして、ヤッター!ポーズを連発してて、めちゃめちゃ可愛かった。こういうの新人さんならではだなぁって思うよね。研修生も通ってないしね。そのうち煽りも板についてきて見られなくなるんだろうから、今のうちにまた見たいな。
そしてここから衣装が変わっていて(厳密に言うとソロ曲から後半衣装)、全体的にダンスレッスンするときのようなラフでカジュアルな衣装が多かったかな。で、ですよ。室田さんの話なんですけど。私、びっっっっっっくりしたんですけど!なんですか!あれ!もう上の方でびっちり書いたからもう言葉を選ばずに書きますけど、なんだよあのドスケベ衣装!!!!!!あの衣装を選んだ人だれだよ!ちょっとこいよ!お酒を飲もう!一緒に乾杯しようぜ!この世界は素晴らしいよね!!この世界は二人のもの!!!!!!Wonderful Worldな室田さんのその格好を説明すると、トップスはカラダのラインがそのまま出るぴたっとしたボーダーニットで、室田さんあそこまで立派なものお持ちだったの?!ってびびったし、きゅっと締まったウエストラインもそのまま出ていて(室田さんの)肉体は正直なエロスを目の当たりにしてしまい、思わず何処かがタチアガール!!!!!まあそんなもの持ってないんですけどね。で、下は太もものところにこれでもかとダメージ加工が施されてる蛍光イエローのショートパンツで、そのダメージ加工の隙間から下に穿いてる黒のアンダーウェアが見えてるんですよ!!!!見せパンだから大丈夫とかそういう問題じゃないですよ!なんで見せてくるの?!あなたは誰なの?米国人なの?西海岸でサンオイル塗ったりしてる感じ?!!って思ってしまったものだから、西海岸でウェーイしてる室田さんが頭に浮かんじゃって、それから室田さんを見るたびに笑えて仕方がなかった。ちがうの、別にバカにしてるんじゃないの、めっちゃ似合ってて、似合いすぎてたからもう笑うしかなかったの!いやでも真面目な話、室田さんみたいなスパイスはグループに必要だと思うの。1グループ1おっぱい(1グループに最低1人は魅力的な胸部の持ち主がいるべきだという主張)を提唱している私としては、室田さん頼もしい!これからも露出狂でいてね!という気持ちでいっぱいでした。
こんなこと書いてしまった以上、もはや説得力もくそもないけど、この曲は和田さんの歌声がすごくよかったな。一番でいうと「どうしよう 何から片付けようか」を和田さんが歌っているんだけど、そのメロディーと歌声が不安に揺れ動いているのがこの曲の女の子の心情とぴったりシンクロしていて最高だった。和田さんの声や歌い方を生かすために作られた曲だなとすごく思った。そして最後の「私 よし! カワイイぞ!」は上國料さんが担当していて、みんなから引き立てられて本気で照れてたのめっちゃ可愛かった。これも今のうちしか見られないかもしれないから、やっぱりまた見に行きたいな。

■MC2

ここは何を言ったか本気で忘れてしまったので省略したいところです…。夜公演では、勝田さんに脇腹を刺されたことについて竹内さんが本気で文句いってたけど、勝田さんに「ちゃんと踊らないからでしょ」って言い返されて、そしてやっぱりまた弄られまくって訴えを引っ込めてました。あ、あと、広島の美術館に行ってない人は何しに広島きたの?って和田さんが言い出して、この公演終わって夜公演まで時間があるから行ってこられるでしょ?頑張ってね?ってものすごい突き放し方しててやばかった。

■七転び八起き

佐々木さんと勝田さんと上國料さん(だったかな)が、スピーカーの陰にマイクを置きだして、へ?ってなってたんだけど、この曲が始まって、ああ、床に倒れこむ振りがあるからね!って思ったはいいものの、それからもずっとマイクを取りに行かなくて、え、いつマイク取りに行くの?なんてすっとこどっこいなことを思っていた私。本当にいまさら、ようやく知ったのだけど、娘。でいうところの「OH MY WISH」みたいにこの曲もダンスのみの人と歌う人とに分かれるんだね。MVは何度も見たけど、本当にそのときまで気が付かなくて、私は何を見てたんだ…と思った。ライブに行かなくちゃ気が付かないことってあると思うんだけど、こんなでかいことに気付かなかった私って本当アホだわ。胸をドゥン!ドゥン!ってするとこの室田さんが最高だったし、しゃがんだときに押し出されたふくらはぎがとってもおいしそうで齧り付きたいってそんなことばっかり考えてました。低音が効いてる曲なので、ライブハウスだと迫力が増してめっちゃよかったな、と一応まとも(?)な感想も書いておく。

■臥薪嘗胆

この曲の華やかさと軽快さって本当アンジュルムにぴったりで大好き!みんな楽しそうにやってて余計ににっこにこしてしまった。「平行線♪」のとこの佐々木さんが微妙に平行を作れてなかった気がしてそんなところもかわゆかった。宮本さんが何回も巻き戻してそこだけ何回も見ている、という話があったので間奏の勝田さんのダンスを意識して見てみたんだけど、すんごい緩くて可愛かったな。絶妙な抜き感っての、こういう雰囲気を持ってる人あんまいないよなーって思いながら見てた。間奏の終わりあたりで田村さんが腕を広げながら、さぁショウタイムの時間だよ?って顔しながらメンバーを従えて出てきてV字を作るとこめちゃくちゃ好きで、絶対に見逃したくないって公演見る前から思ってたんで、本当見られてよかった。ドヤ成分は気持ち薄めだったような気がするけど、V字の頂点で見栄を切る田村さんくっそかっこよかった。もう本当大好き。

■出すぎた杭は打たれない

まさに怒涛!息つく暇もなく始まるデスギターに会場のボルテージは最高潮で、ヲイ!ヲイ!というお客さんのコールの中、拳を突き上げ踊り狂う9人。終盤にこれを持ってくるアンジュルムの攻めの姿勢から滲み出る、私たちこそライブの王者だ!という矜持と気迫!私は「ドンデンガエシ」のが好みで、同時収録のこの曲は普段はそんな積極的に聞かなかったんだけど、やっぱ魚住姐さんの作ったこの曲はライブでこそ!だね。ライブハウスの大音量でやると最高に気持ちいい!思わずヘッバンしそうになったもの。いや、しなかったんですけどね。でもやるお客さんがいても何も不思議はないと思うな。体の奥まで揺さぶられてめっちゃアドレナリンでたわ。メンバーも本当めたくそに踊ってて、本当「止めれるもんなら 止めてみろ」状態だった。まじ無敵状態。いまこの曲聞きながらこの文章書いてるんだけど、ライブの興奮がめっちゃ甦ってくるし最高かよ!これからは積極的に聞くね!てか、まじ最高だからこの曲持ってロックフェスでもなんでも乗り込んじゃえよ!

■友よ

軽快なベースも、「Yes!Yes! We are friends! Yes Yes! Dear firends! forever!」の振りも掛け声も全部最高かよ!!!!!サビの「友よ」で重なる歌声が本当に大好き。あの三文字の歌声にアンジュルムの歌のパワーすべてが凝縮されてるって思うくらいに、あそこが本当に大好きで、ものすごいパワーを感じるし毎回感動してしまう。ステージのどこを見ても幸せと愛と笑顔が溢れていて、問答無用のラブ&ピースにもうなんか本当泣きそうになった。
「必ずここに集合」のとこで、竹内さん、勝田さん、相川さんが円陣を組むのだけど、勝田さんが病欠でいなくて寂しかったけど、今日一緒にそこが出来て嬉しかったとMCで語った相川さん
の笑顔に打ち抜かれたし、田村さんの「ありがとう 出会ってくれたこと」の突き抜けるような歌声には心が震えた。みんなで円になるところも、もうやだそういうの弱いんだから泣かせるのやめてよ!って思ったし、最後に肩を組むところも、手をいっぱいに広げて大きく振るところも、なんかもう逆にすごい悔しさを感じるくらいに、何もかも感動的だった。本当なにをとっても本編の終わりにふさわしい曲だったな。

<アンコール>

■大器晩成

昼公演ではPAがミスったみたいなのでその話を。
暗転したままのステージに出てくるメンバー。先頭だった和田さんが真ん中くらいに出てきたあたりで、イントロが流れ出して、和田さんがちょっと急ぎ目に移動してスタンバイを取ろうとしたから、あれ、なんか出てくるの遅れたのかな?と思ったら、どうもPAがミスして早く音を流してしまったらしい。最初こそきちんとスタンバイを取ろうとした和田さんだったけど、他のメンバーがまだぞろぞろ出てきてる状況だし音楽は流れ続けてるしで、他のメンバーと一緒にPA卓に向かって、まだついてないのに!ってめっちゃ文句言ってた(笑)。何かPAからリアクションがあったのかメンバーみんなが笑って、やり直すのかな?って思ったんだけど、どっこい、そのまま続行。ほんの2秒くらい前までPAに向かって笑ってたのに、最初のダカダカダン!ってところからはきっちりやってて、素直に、すげえなんだこのグループは!こ、これがやるときはやるグループ、アンジュルムか…と思った。どうもいつものPAさんじゃない人が操作をしてたらしい。詳しくはわからないけれどそんなことを次のMCで言っておりました。この曲は上國料さんばかり見てしまった。娘。オーデに落ちて一時は嫌いになりかけたハロプロだけど、この曲をきっかけにまたオーデを受けて、そしてアンジュルムになった上國料さん。そりゃ見ちゃうよ。物語見たいもん。きっとこの曲をメンバーとして一緒に踊りたい歌いたいと思ってオーデを受けたんだろうし、実際一員として歌ってるステージの上には「夢」が詰まりまくってた。アイドルの見せてくれる夢は本当に美しい、そんなことを思う大器晩成だったな。

■MC3

ライブの感想なんかを最初の自己紹介MCと同じ立ち位置、順番でひとりずつ話してたかな。MCについてはあまりきちんと覚えていないのでうまく書けない…。とりあえず相川さんがはっさく大福を買いたいって話をしていたような気がするけど夜公演の最初のMCだったかもしれない…わからない…。中西さんはすっかり忘れていたようだったけど、田村さんの発言から、「最後のMCで投げキッスしろ」という竹内さんへの無茶振りが引き摺り出され、それに「絶対やだ!」と抵抗する竹内さん。「そんなこと言いながら最後にはやってくれるのがタケ」だなんて誘いの言葉にも乗らず抵抗を続けていたけれど、見逃してくれるはずもないアンジュルムの前にとうとう折れて、投げキッスをしてしまう。投げキッスだなんて呼べるような色っぽさも可愛さもない乱暴でおざなりな投げキッスだったけど、Fuuu!!!と反応してあげるお客さん超優しいよね。かくいう私も言ったけど(笑)。まあでも、たった一回やっただけで終わらせてくれるような甘い集団じゃないんですよね、アンジュルムって。「向こうのお客さんが見えなかったって」と何かしら理由をつけて何回もやらせてて、竹内さんまじ災難だったけど、たぶん毎回このくらい弄られてるんだろうな。つまり竹内さんが慕われてるってことだし、そんな弄られ方しても仲良くいられる竹内さんって、ひいてはアンジュルムってめっちゃ素敵だなぁって本当に思った。たまに勘弁してよって思うこともあるかもしれないけど、いつまでも弄られる竹内さんと弄るアンジュルムでいて欲しいな。

■こんにちは こんばんは

これも初めて見た曲。今日のライブ楽しかったね〜ってメンバーと確認しあってるみたいに思えてきて、めっちゃテンションあがったし、曲自体もめちゃくちゃ可愛くって、この曲ほんと大好きになったな!横一列に並んで、「感謝」って歌詞の部分で、誰よりも大きくおじぎして、ポニーテールがものすごい勢いでブン!ってなってた相川さん可愛かったな。ラスト捌けるときも一番最後まで手を振って、一番最後までステージに残ってるのが彼女。「アリガトゴザイマス」って口パクパクさせてるのも可愛いし、相川さんほんとめっちゃいい子。

■あとがき的な

アンジュルム、めっちゃ楽しかった!!!もう本当それ一言だけで済むんだけど、それじゃ味気ないしでなんとか覚えてることを書き出したいと思って書き始めたはいいものの、語彙はねーしそのくせ長いしで、最後は力尽きた感あるけども、なんとか書けてよかった。全部書ききったかと言われたら頷けないんだけど。9人もいるのであまり触れられなかった子もいてそれは本当申し訳なかったけど、今は加筆する気にならないので、いつか…(書かないかもしれない)。なにせすべて初めてなアンジュルムだったから、情報処理がおっつかなかったのよね。あと数回くらい九位一体ツアーに入りたいな。そしたらもっといっぱいたくさんの発見ができるんだろうし。とはいえ、あまり遠くまで遠征しないので、もしかしたらこれで見納めかもしれない。たぶんそうかな。まだわからないけど、もしかしたらこれで見納めになるかもしれない"アンジュルム田村芽実"さんを見られてよかった。卒業を控えて大きな愛でメンバーを見守り、お客さんに歌と元気を振りまいてる田村さんはまさにマザーだったな。本当、彼女の歌が聴けて良かった。あとどこで挟めばいいかわからなかったんだけど、竹内さんが本当に綺麗だったことも書き加えておきたい。ボールだなんだと弄られまくりの竹内さんだけど、近くで見ると驚くほどに女性で、本当に綺麗だった。少年ぽさなんてどこにもなくって、ああ、これはいい女になるな、なっていってるなって心の底から思った。中西さんもほんまにええ女やった。夜公演はサイドを編みこんでポニーテールにしてたんだけど、それがめっちゃ可愛かったなぁ。細い手足、真っ白な肌は一見、倒れちゃうんじゃないの?ってこっちに思わせるんだけど、ステージの上の彼女はそんな余計な心配を蹴散らすような逞しさに満ちていて、もうあの公式Vの中西さんはどこにもいないのだ!と強く思わせてくれた。歌声もかなり独特に進化を遂げていて、どこか演歌を想起させるような情念の深い歌声で大人っぽさを添えていた。
本当いろんな衝撃を受けた初アンジュルムだったけど、めっちゃ楽しかった!最初にも書いたけど、まとめると本当これだけ!次のツアーもまた必ず入りたい、絶対行きたい!そう強く思わせる濃いライブだった。言葉だけじゃなくて、次も絶対いくね!超たのしかったよ!!!!!



おしまい。